検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:56,945 hit

天織流の実況* ページ9

.




私のアナウンスで選手達は入場し、スピーカーから大きな音楽が流れ出す。



ぞろぞろと駆け足で並び始める華奢な女の子やガタイの良い男の子。



前屈をしたり、伸脚をしたり、屈伸をしたり、バトンパスの練習をしたりして下準備をしているみんな。



私やあーちゃんは発声練習。


「あーちゃん!選手スタートする!スタンバイして!」



パンッというスターターピストルの音。走り出す選手達。



「スタートしました!走り出し優勢なのは長倉、吉岡ペア!」



観客と生徒たちの応援が、スタートと同時に始まる。



順調にバトンは繋がり、第一走者から第二走者へ、第二走者から第三走者へと手渡されていった。



それと同じように、第二競技から第三競技へと繋がっていった。



同級生たちの活躍をしっかり見る暇もなく、慌ただしい前半戦の実況に努める。



結局私が出場出来た前半競技は応援合戦だけ。


全力でフォーチュ●クッキー踊って来ましたよええ。



何はともあれ、体育祭は予定通りに前半戦が終了した。



昼休憩を挟んだ後半戦は、大盛り上がりだ。



後半戦第一競技、私も出場する借り物競争。



スタートラインに立つと、席に座っている炭治郎と目があった。



彼は効果音がつきそうなほど顔を明るくして、手を振って来た。



なんとも言えない心境で彼を眺めていると隣に立つ猪野郎が屈んで話しかけて来た。



「…ハタオリ、あいつって応援団だったか?」


「いや伊之助、アイツはただ奇行が目立ってる普通の生徒だよ」



「じゃあなんでブンブン手ぇ振ってんだよ、日陰なのに太陽みたいに輝いてんじゃねぇか」


「知らんわあれが青春なのよ」



「アイツの青濁りすぎだろ」

ご飯休憩の合間に→←特別編 キメツ学園体育祭*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (276 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
895人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 竈門炭治郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

てを。。(プロフ) - もう更新予定はないですか?!面白かったです! (2022年11月1日 14時) (レス) id: 7a7690f3c2 (このIDを非表示/違反報告)
Yona - www面白かったです!!!! (2022年7月3日 21時) (レス) @page10 id: ca15e254da (このIDを非表示/違反報告)
らんま - ゆずみかん。さん» 説明有難うございます!助かりました!! (2020年8月28日 8時) (レス) id: 4186bbf5f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずみかん。(プロフ) - 紅葉さん» ただいまです…!天織ちゃんの実況はリアルでやると説教されますね(似たようなことやったなんて言えない)更新停止した理由は体育祭編終了時にお話ししようと思っています。これからも楽しみにしてくださるなら幸いでございます…何卒よろしくお願いします…! (2020年8月16日 8時) (レス) id: 1e0a32505f (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - お帰りなさいぃいぃいいいっ!!ヒロインの実況に笑いました!これからも楽しみにしてます! (2020年8月15日 18時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆずみかん。 | 作成日時:2020年5月5日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。