第十一話 悲劇 ページ12
A「え…なんでろう？」
ﾋﾟｯ…
A：どうしてですか？あっ別に来てほしくないって意味ではなく…
東堂：う〜む…なんとなくだ！
A：そう…ですか
東堂：だいじょうぶか？具合でも悪いのか?
A「優しいな…東堂さん…」
A：いえ！そんなことないので大丈夫です！
東堂：Aちゃんが言うならいいんだが…
A：ホント大丈夫なんで…
東堂：うむ…分かったのだ…では放課後Aちゃんのクラスに行くから
A：はい！それではまた明日！
東堂：おう！
そして当日の放課後…
A「今日だ…東堂さんが来てくれる…なんかまるで恋人になった気分だな〜」
五分後…
A「ん〜まだかな〜?」
十分後…
A「あれ？まぁまだ十分しかたってないから大丈夫か…」
二十分後…
A「なんか遅いな…」
一時間後…
A「…いくらなんでもおかしい…東堂さんは時間を破ったりするような人じゃない…きっと何かあったんだ…」
A「少し怖いけど東堂さんの教室に行ってみよう…」
ﾀﾀｯ…
A「よし着いた。確か東堂さんの教室は３年の…」
「私、ずっと前から東堂君の事が好きだったの…」
A「え…………………………？」
「付き合って下さい！！」
A(こく……はく？)
東堂「……いいよ」
A「え…そん…な…っ」
A「わたし、まだ思い告げられてないのに……。まぁそりゃそうよね…東堂さんは女の子から沢山人気あるみたいだし…告白なんてましてめずらしくないだろう…」
「ハ八ッ…」
………アレ？目から涙が…？
A「なんでだろう？なんで涙?変なの…」
「うっ…っぅ・・・・」
A「こんなところで泣いたらダメだ…しょうがない……」
ｶﾞﾗﾗ…
A(ﾋﾞｸｯ…)
「ありがとね〜」
東堂「うん！…あれ？Aちゃん？」
A「東堂さん…すいません。わたし少し具合が悪くなったので帰ります」
東堂「どうしてだ!?な…ならば俺も帰る!」
A「いえ…ひとりで大丈夫です」
東堂「Aちゃん…どうして泣いてるんだ？」
A「いえ！泣いてません…！では…っ！」
ﾀﾀｯ…
東堂「まて！」
ﾀﾞﾝ!
私は手首をつかまれてそして壁におい詰められてしまっていた…
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作者名：ミクリスタル | 作成日時：2015年4月7日 14時
