37. 典型的ドラマティック ページ37
彼の夢は、本を書くことだった筈。
Aの夢は、普通の人生を送る事だった。
____
私と彼は、未だ互いが暗殺者の時に出会った。
出会い方は典型的。図書館で同じ本を同時に手に取っただけ。その本は上・中と続いて下が無かった。何処を探しても無かったの。その時は落ち込んで図書館を出たけど、 次の日に運命的に会った彼が言ったのよ。
「俺が書く」ってね。彼は底知れぬ語彙力と知識が有る事を知ってたから頼んだの。
「私が貴方の一番初めのファンになるわ。もう少し大人になって再会をしたら、一番に読みに行って良いかしら」ってね。
彼、快く承諾してくれた。齢相応に嬉しそうに
ね。…恥ずかしながらその顔で私は彼に落ちたわ。
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玉槻七海 - 中原三日月さん» 閲覧に感想、ありがとうございます!更新頑張ります! (2019年2月16日 15時) (レス) id: 0aa4805012 (このIDを非表示/違反報告)
中原三日月(プロフ) - 運命とは、いかに残酷なのでしょうね……と考えさせられました。更新頑張ってください!応援してます! (2019年2月13日 5時) (レス) id: f8510eae2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉槻 | 作成日時:2018年12月29日 15時