う゛ぁんさんく ページ28
処変わって武装探偵社。
応接室にて、国木田と谷崎が、三十路に入ったばかりであろう男と話している。
国木田「人探し……ですか」
男「はい。横浜に居る、との情報はあるのですが、それ以降がさっぱりで」
国木田たちは、金髪をさっぱりと整え、質素なようでかなり上質な洋装に身を包んだ男を眺る。
谷崎「此の横浜は『魔都』と云われるくらいで……探偵社でも見つけられないかも」
男「大丈夫ですよ。彼はかなり特異な存在ですので」
国木田「特異な……異能者なのですか?」
男「ええ。彼の異能はなかなかの物で。かつては彼の右に出るものは居ないと云われたほどの強さです」
谷崎「では、その人物の名前等、役立ちそうな事を何でも教えてください」
男「判りました。髪は亜麻色、大きな団子鼻。羽根つき帽子とマントを身に着けていて、レイピアを肌身離さず持っています」
谷崎がメモを取る。
男「彼の名前は『シラノ・ド・ベルジュラック』」
その名前に、国木田が一瞬驚いてみせた。しかし、直ぐに真顔に戻る。
国木田「……了解です。此方に、貴方の名前と連絡先を」
云われるままに、男はペンを走らせる。
男「礼金は、成功した時のみで宜しいんでしたか?」
国木田「はい。捜索は我々にお任せください」
男「また、何かあったら連絡してくださいね。物書きと云うのは暇なもので。何時でも連絡してくださって結構ですよ」
そう云い残し、男は去っていった。
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キューブ(プロフ) - すーの。さん» そ、そこまで褒められるとは……応援を励みに、更新頑張ります!シラノ君の正体が明かされる日を楽しみにしていてください! (2017年5月5日 20時) (レス) id: 1feef1598f (このIDを非表示/違反報告)
すーの。(プロフ) - 一気に読んじゃいました!シラノのキャラが立ってて面白いです、探偵社とかと関わっていったらどんなになるんだろ〜と考えてしまいます(^^)台本書き、感情が分かりやすくて良いのですが、通常書きもとても読みやすくてすきです♪長文失礼しました!頑張ってください〜! (2017年5月5日 11時) (レス) id: 67734cdde7 (このIDを非表示/違反報告)
キューブ(プロフ) - SAN値減少発狂中さん» 応援ありがとうございます!これからも頑張っていきます! (2017年2月10日 17時) (レス) id: a7051c62f6 (このIDを非表示/違反報告)
SAN値減少発狂中(プロフ) - 凄く面白いです!更新頑張ってください! (2017年2月10日 14時) (レス) id: 3cd05443cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キューブ | 作者ホームページ:
作成日時:2017年1月15日 22時