てぇてぇ拒否っちゃう系ライバーです【2j3j】 (ページ28)

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看病ついでに泊まろうとしてる先輩ページ28

笹木「笹木咲の登場やよ〜！胡桃どしたんそんな顔して」

「どしたんじゃ… ないですよ…」

笹木「はい病人寝ろ〜！で、何度なん？」

「さ、38…度です…」

笹木「は？胡桃？それはないわ。ほんま。風邪になった瞬間いわなあかんやろ。風邪ひいたっていうだけでも心配したっていうのにやで？それなのにそんな高熱とかほんまありえへんで。それで心配しないでって無理やで。うちがどれだけ心配できたと思ってんの？」

「すいません(？)」
「寝ますね。」

ちょっと高熱だったぐらいなんだけどなぁ…そんなことを思いながら自分の寝室に行く。

ギシッっとベッドがないて、重いぞ、ということを言っているような気がしてまた落ち込む。

先輩に家のこと任せていいのだろうか。

看病してもらっていいのだろうか。

色々考えてしまってまた頭痛が悪化する。
まだお母さんが家に居た頃はいっぱい看病してくれて、「大丈夫だよ。きっとよくなるからね」っていってくれてたなぁ…

また、聞きたい。

──なんてもう誰も言ってくれのに。

笹木「胡桃〜！お粥作ったんやけど食べれるかぁ？」

「あ、えと…風邪うつるんで… 扉の前に置いといてもらったら…」

笹木「食べれるんやな！開けるで〜！」

「え、ちょっ！」

笹木「冷えピタ貼ってへんの？持ってきて良かったわ。」

「冷えピタやだぁぁぁぁ」

笹木「あと、脱水症になるから水分とれ」

「ｧ…ﾂﾒ…ﾂﾒﾀ…ｱｳ…」

無慈悲だ。笑顔で貼りやがったぞこの先輩。

胡桃が…胡桃がめちゃくちゃきらいなのしらないでしょ。
こえぇ。これが笹木咲なのか…？

まぁ、看病してくれるだけでありがたいんだし、いっか。

もう、誰も隣にいないと思ってたのに。

誰もいない。

一人で生きてかないといかないと思ったのに。

笹木「え、ちょ何泣いてんの！？うちなんかしたか！？」

「人の優しさに…触れたから…かなぁ…ありがとう咲ちゃん先輩。」

笹木「………てことで、うち泊まるからな。」

「ぇ？」

笹木「だぁかぁらぁ！泊まるで！？」

？？？？？？

待ってなにこの先輩。
泊まるって言ってる。

看病ついでに泊まろうとしてる先輩。
こわい。

いや、なんで泊まろうとしてるの？泊まりこみ看病？

騙したよこの人。いつも人が泊まるのを胡桃が拒否してるから今回を狙って？

こっわ、、、こっっっっっっわ(三度目)