本丸*7 ページ8
部屋の掃除が終わるころには、夕方になり
私は大広間へ向かっていた。
「審神者さま、一体何をするつもりなのですか？」
「んー。内緒」
こんのすけ君と話していていると、移動中の粟田口派に出くわした。
真っ先に一期一振が抜刀する。
「…落ち着きなよ、一期一振君。」
「落ち着いてなどいられますかっ」
「落ち着けるでしょ。じゃなきゃ、君は大広間へ来れない。」
「っ」
「いち兄、諦めろよ。
この人間は、前の奴らよりおかしい。」
ずいぶんとひどい言いがかりをつけられる。
まぁ、他の人よりおかしい事やってたからあってるっちゃあってるけど。
このままじゃ、何も進まないから先に大広間に向かう。
どのくらい来てるかな。
できればたくさん来てほしい。
そうじゃなきゃ、意味がない。
「ねぇ、こんのすけ君」
「なんでしょうか。」
「こんのすけ君は、
大広間でのことが終わったら、政府に戻りなよ。」
「そんなっ、審神者さまをお一人になどできません」
「そこを、なんとかさ」
私は癒しであるこんのすけ君に傷ついてほしくないから。
私がやろうとしてる事を見届けてから、どうか帰って。
「お願い」
「…分かりました。ですが、何かありましたら絶対に連絡してください。
約束ですよっ」
「うん、分かった。約束ね」
そして、大広間に到着。
中は静かすぎて気持ち悪いくらい。
深呼吸を１つ。
そして、意を決して障子を開けた。
「こんにちはー。」
「っ…」
「アレが…」
中には結構人が居た。
良かった、三条派に頼んで正解だったみたいだ。
私は前に進み、
本来審神者の席であろう場所とは違うところに座った。
「審神者さま…？」
「いいんだよ、こんのすけ君」
こんのすけ君を抱きかかえ、しばらく待っていると
粟田口派が来て席についた。
「さて、と。石切丸さん」
「、なんだい？」
「これで、全員ですか？」
「一応、ね。引きこもってる子は含めていないよ。」
石切丸さんの返事に頷いてから、
私は立ち上がった。
その瞬間、
飛んできた幾本もの刀を指で全部挟み、驚いてる数人の顔を見て言った。
「はじめまして、新しく審神者になった雪です。
突然ですけど
私を暗殺してください」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2196人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛音 - 本当に面白いです！続きがめっちゃ気になります！頑張ってください！ (12月4日 2時) (
レス) @page39 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫 - 続きが観たい！ (2021年10月13日 21時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
蝶桜 - この神作品とても面白かったです。続編が気になります！ですが更新停止中ですけど大丈夫ですか？応援していますよ！ (2020年11月24日 23時) (レス) id: 6ca4bff9b3 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き！！(プロフ) - 続きがとても気になります。更新楽しみにしてます！！ (2020年7月24日 20時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ヤバい！めっちゃ面白い！続きが気になるので頑張ってください！あっ！無理せずにです！このお話の続きをゆっくり待ってます！ (2019年3月26日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
