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本丸*21 ページ22

驚いた。
まさか、泣くなんて。


「あ、え、えっと…ご、ごめん
な、泣かないで」


マッハの勢いで近寄って精一杯背伸びして頭を撫でる。
ヤバイ、今すんごい焦ってる。


「…ごめん、ごめんなさい。
えと、えと、どうすればいい?私バカだから分かんなくて、ごめんね」


焦ってるせいで、口調がぐちゃぐちゃになった。
ついでに、燭台切光忠君の頭もぐちゃぐちゃだ。


「だ、大丈夫、ごめんね。
急に泣いたりして」

「謝らないでください。
私、人の心の機微とか分からないでデリカシー無いこと言っちゃうから…」


頭を撫でていた手を下ろす。
そのまま、燭台切光忠君に抱きついた。


「なっ…」

「すいません、泣かせて。
でも、お願いは聞けません。」


ピクリ、と体が揺れた。
ごめんね。


「そんな…」

「ここの皆は救います。だから、庇わなくていいんです。



だって私は暗殺されませんから、絶対に。」


分かりました?、と言うと
逆にギュッと抱きつかれた、解せぬ((


「…できないよ」

「何でです?私の戦いは見たでしょう。
怪我した人達の相手くらい、楽勝です」

「違うんだ。そうじゃない。
君は女の子だから。こんなにも小さくて、細い…」


ギュゥ…と締め付けられる。
く、くるし…


「お願いだから、守らせて。
恩師への償いだとか知らないから、自分の命を大切にして」

「…やっぱり、こんのすけ君との話、聞いてましたか。
しょうがないですね、分かりましたよ。

大人しく守られます」


諦めたようにヘラリと笑えば、
やっと燭台切光忠君も離してくれた。

さて


「じゃあ行きましょうか。
そこで石切丸さんも困ってますし」

「良い雰囲気だったから邪魔をしずらくてね。
覚えててくれてありがとう。」

「ッ…」


燭台切光忠君が赤くなった。
今更、自分がしたことの恥ずかしさを分かったようだ。

良かったですね、目撃者一人で((


(う、わぁ…燭台切の旦那、大胆だな。)

(どっちにせよ、何故廊下でするんでしょうか)

(いいではないか、小狐丸よ。
面白いものが見れたのだからな。)

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凛音 - 本当に面白いです!続きがめっちゃ気になります!頑張ってください! (12月4日 2時) (レス) @page39 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫 - 続きが観たい! (2021年10月13日 21時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
蝶桜 - この神作品とても面白かったです。続編が気になります!ですが更新停止中ですけど大丈夫ですか?応援していますよ! (2020年11月24日 23時) (レス) id: 6ca4bff9b3 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き!!(プロフ) - 続きがとても気になります。更新楽しみにしてます!! (2020年7月24日 20時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ヤバい!めっちゃ面白い!続きが気になるので頑張ってください!あっ!無理せずにです!このお話の続きをゆっくり待ってます! (2019年3月26日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セレハ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年8月29日 0時

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