【刀剣乱舞】地球を救った少女はブラック本丸の審神者になりました【暗殺教室】

本丸*2 ページ3

いつの間にか閉じていた眼を開くと、
そこには大きな日本家屋があった。

…これが本丸？


「ひどいな…」


思わず呟いてしまった。
元々がきれいそうな庭園は荒れて原型を留めてない。
それに、日本家屋は旧校舎を思い起こさせるほど古びてる。つまりボロい((


「審神者さまーーっ」

「ん？」


何処からか呼ばれた気が…あ、下だ。
そこには尻尾をぶんぶんと振りまくる小狐がいた。


「えー…と。うん

可愛い、触ってよろし？」

「え、あ、はい」


了承されたので抱き上げてまずはギュー。
あーふわふわ。


「君はだれ？」

「政府の使いの『こんのすけ』と申します！」

「そっか。毛並みいいね」

「ありがとうございます、ではなくて
審神者さま、危ないっ」


知ってるよ、こんのすけ君。
玄関のあたりで殺気がしていたから。

最低限の動きで飛んできた短刀を掴む。
飛ばした相手は驚いたようで、玄関で固まっていた。


「…えーと、なんだっけ」


先生から教わったこと、その１。


「こんにちは、初めまして。
私は雪。よろしくね」


挨拶はしっかりと。
名前は昔決めたハンドルネームの冷たすぎる雪女から取った。


「…え」


すると、短刀を投げてきた男の子はポカンと口を開けて呆然とし始めた。
はは、アホ面だな。


「君は、なんて名前なの？」


男の子は、ゆっくりと瞬きをして
そのまま家屋の奥へ逃げて行ってしまった。


「あ…残念。
でも、ちょうどいいや。

こんのすけ君」

「なんでしょうか」


私は今までずっと抱いていてこんのすけ君を見て
それから、とある事を聞いた。


「…手当ての仕方、教えてくれる？」

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