＃８ ページ9
十束「あ、そうだ。ご飯食べる？」
しばらく続いていた沈黙を破ったのは十束さんだった。
ご飯・・・
そういえば最近まともに食べてなかったな。
食べたいとも思わないけど。
だから、首を横にふった。
えー、と子供のように十束さんが言う。
十束「その様子じゃまともにご飯食べてないでしょ？ちゃんと食べないとだめだよ。」
そう言いながら立ち上がった。
十束「持ってくるから待っててね。」
食べないって言ってるのに。
’
’
’
ぱたん、と静かにドアが閉まった。
私ははあ、と息を吐き出す。
怖かった。
もう何度も繰り返している単語だけど、何回でも思う。
怖い。
確かに、十束さんが悪い人じゃないってことはわかった・・・つもりだけど。
なんかちょっと世話焼きなところあるし。
確かに、十束さんは優しいけど。
やっぱり、怖いものは怖い。
誰もいなくなった部屋にいると、改めてそう感じる。
１人になると、誰かの近くにいることがどれだけ怖かったかがわかる。
・・・それで、これから私はどうすればいいのだろう。
多分、家に帰れと言われる。
で、帰る家はないって言ったら、良くも悪くもここで暮らせと言われる可能性がある。
そうなったらありがたいけど・・・
けど・・・
人が怖くて何ができよう。
人間不信で何ができよう。
なら、どうすれば・・・
『ガチャッ』
突然ドアが開いた。
十束さんかと思ったら。
そこに立っていたのは、１人の少女だった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ちょっと修正して流れを変えました。
主人公はご飯を食べたがってないです。
身勝手ですいません。
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姫奈 - 氷月くまるさん» コメありがとうございます。はい、中学生ですよ！一年生です。すごいだなんてそんなことないです。でも、お褒めの言葉とても嬉しいです、ありがとうございます！！ (2016年11月21日 13時) (
レス) id: 1b82a4cf21 (このIDを非表示/違反報告)
氷月くまる(プロフ) - 友達に教えてもらって読んでみました。とてもとても面白かったです！コメントでの話ですが中学生なんですか？だとしたら本当にすごいですねぇ！！！ (2016年11月20日 20時) (レス) id: 077e76169c (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - 十束出雲さん» あ、ありがとうございます！！楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2016年4月27日 22時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
十束出雲(プロフ) - 凄い面白いです！！更新楽しみにしてます！！ (2016年4月27日 18時) (レス) id: 207f47b422 (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - Ｒ・Ｋさん» おおお！！まだ一話も更新してないのにコメントをくださるとは！！頑張ります！ (2016年4月17日 21時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫奈 | 作成日時：2016年4月16日 18時
