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#44 ページ45

十束「どう?アンナ見つかった?」

助手席から聞こえて来るのは十束さんの声。

草薙さんは運転,私は後部座席に座っている。

坂東『はい!今,目の前を走ってます!』

十束さんの後ろから身を乗り出す(シートベルト着用)と端末から微かに坂東さんの声。

坂東『今からアンナを・・・』
八田『止まり・・・やがれええええ!!』

そして八田さんの声。

馬刺しがいななき翼を広げる音が続き。

坂東『待て!ここから先は俺を倒して行』

坂東さんが蹴ら・・・れて,今のはちっちゃくなかったよと叫ぶ鎌本さん。

どうやら続いて馬刺しを止めにかかったセプター4・・・青の人が蹴られたよう。

十束「八田たち失敗したみたい。セプター4も出動してるってさ。」

十束さんが端末を切り,いつもの調子で言う。

草薙「・・・・・・だいぶ大事になってるみたいやな。」

止めた車の先には,通行止めになった高速道路と青の人達。

十束「降りるよ。」
A「あ,はい。」

『バタン』

車を降りると,二人は物怖じせずに青の方へ近づいていく。

大丈夫なのだろうか。

弁財「おまえら・・・!」

もう最初から喧嘩腰だ・・・。

A「大丈夫なんですか?」
十束「ん?へーきへーき,いつもこんなもんでしょ。」

そんな軽々しく。

草薙「やーやー。今回はお騒がせしてまして。」
十束「馬刺しは高速に入ったのかな?」

草薙さんが手を振って挨拶。

これだけ見れば,仲のいい顔見知りに挨拶しているようだけれど。

草薙「ちょっと通してくれへんかなぁ?」
弁財「吠舞羅に便宜を図ってやるいわれはない!」
草薙「まぁ,そー言わんと。」

いつもは敵対関係にあるクランにそんな態度をとってもいいのだろうか。

相手もイライラしてきているようだし。

弁財「しつこいぞ・・・」
淡島「何を騒いでいる?」

彼が,ぐっと眉根にさらにしわを寄せたとき。

ヒールの音を響かせながら,後ろから女性が出てきた。

弁財「あっ,淡島副長・・・!!」

副長?・・・ということは。

これは,かなり・・・

草薙「どーもー。」

そんな馴れ馴れしく挨拶していいんですか・・・

私が焦っているのを察したのか,十束さんが声をかけてきた。

十束「大丈夫だから,ね?」
A「・・・」

見上げるとやはりいつもの笑顔。

草薙「ちょっと頼みがあるんやけど。」

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姫奈 - 氷月くまるさん» コメありがとうございます。はい、中学生ですよ!一年生です。すごいだなんてそんなことないです。でも、お褒めの言葉とても嬉しいです、ありがとうございます!! (2016年11月21日 13時) (レス) id: 1b82a4cf21 (このIDを非表示/違反報告)
氷月くまる(プロフ) - 友達に教えてもらって読んでみました。とてもとても面白かったです!コメントでの話ですが中学生なんですか?だとしたら本当にすごいですねぇ!!! (2016年11月20日 20時) (レス) id: 077e76169c (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - 十束出雲さん» あ、ありがとうございます!!楽しんでいただけるよう頑張ります! (2016年4月27日 22時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
十束出雲(プロフ) - 凄い面白いです!!更新楽しみにしてます!! (2016年4月27日 18時) (レス) id: 207f47b422 (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - R・Kさん» おおお!!まだ一話も更新してないのにコメントをくださるとは!!頑張ります! (2016年4月17日 21時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:姫奈 | 作成日時:2016年4月16日 18時

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