#36 ページ37
数日後。
何事もなく,平和に過ごしていたある日のこと。
A「それ,なんですか?」
興味本位で,十束さんが持っていたものに疑問を向ける。
十束「ん?これ?」
十束さんが,手に持っているそれを指し,にこりと微笑んだ。
十束「見たことないかな,カメラだよ。」
草薙「そんな古いデザインのなんか,見たことあるゆう奴の方が少ないと思うで?」
途中で草薙さんも会話に加わってくる。
これ,カメラなんだ。
確かに,見たことある人はあまりいないと思う。
十束「少なくとも吠舞羅のメンバーは全員知ってるよね!」
草薙「お前が録りまくっとるからな。てか,いい加減バーに置いてあるもん持って帰りや。」
ぐるりと周りを見渡して,草薙さんが言う。
バーに置いてあるものって・・・
今十束さんが手に持ってるカメラも置いてあったし,ほかにもギターとか,色々ある。
A「この中の,どれが十束さんのものなんですか?」
疑問に思ったことをそのまま口に出した。
十束/草薙「・・・。」
すると2人は一瞬きょとんとする。
次にはいきなり笑い出した。
十束「あっはははは!!」
草薙「くっ・・・」
・・・私,何かおかしなこと・・・?
十束「どれがっていうか・・・ね?」
笑いながら十束さんがとぎれとぎれに話し出す。
草薙「全部や全部。そこの棚のとか,ギターも,貼ってある写真だって十束が撮ったもんやし。」
今度は私がきょとんとする番だった。
こんなにたくさんものがあるのに!
A「これ,全部?」
十束「俺って多趣味だからね。」
草薙「次々といろんなもんに手ぇ出すからこんなことに・・・」
十束「ホントに色々あるよ〜?見る?」
ガタリと立ち上がって,こちらに問いかけてくる十束さんに,こくこくと頷いた。
その後数十分・・・いや,一時間以上経っていたかもしれないけれど,その間は十束さんのかつての趣味のお話を聞いていました。
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姫奈 - 氷月くまるさん» コメありがとうございます。はい、中学生ですよ!一年生です。すごいだなんてそんなことないです。でも、お褒めの言葉とても嬉しいです、ありがとうございます!! (2016年11月21日 13時) (レス) id: 1b82a4cf21 (このIDを非表示/違反報告)
氷月くまる(プロフ) - 友達に教えてもらって読んでみました。とてもとても面白かったです!コメントでの話ですが中学生なんですか?だとしたら本当にすごいですねぇ!!! (2016年11月20日 20時) (レス) id: 077e76169c (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - 十束出雲さん» あ、ありがとうございます!!楽しんでいただけるよう頑張ります! (2016年4月27日 22時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
十束出雲(プロフ) - 凄い面白いです!!更新楽しみにしてます!! (2016年4月27日 18時) (レス) id: 207f47b422 (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - R・Kさん» おおお!!まだ一話も更新してないのにコメントをくださるとは!!頑張ります! (2016年4月17日 21時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫奈 | 作成日時:2016年4月16日 18時