K〜ココロのキズ〜

＃３４ ページ35

草薙 side


俺らが駆け付けた時、すでに事は終わっとった。

今足元に倒れている奴らの怪我の様子からして、やったのは十束だろうな。

草薙「おまえ・・・。」
十束「だいじょーぶだいじょーぶ。殺してはいないからさ。」

俺がやりすぎや言おうとしたとき、十束は慌てて言い訳をした。

ため息をひとつ。

草薙「まあええわ。とにかくさっさと帰ってAちゃんの手当を・・・」

と言いかけ、少しとどまる。

十束、ものすごい疲れてへんか・・・？

よく見たらかなり汗かいとるし。

まぁ、こいつはごっつ弱いわけやし、かなり無茶したんやろな。

Aちゃんは、俺が運ぶか。

そう思い、一歩足を踏み出した。

が、その直後十束がAちゃんを抱き上げる。

十束「あ、すごい軽い。」
草薙「・・・。」

軽々とお姫様抱っこをし、感想を一言。

・・・まだ体力あまっとるやんけ！！

抱き上げられたAちゃんは、顔真っ赤にして口ぱくぱくさせとるし。

十束「草薙さん、なにか言おうとした？」
草薙「・・・いや、なんでもあらへん。」

ため息をさらにひとつつき、バーへ帰ろうと通りに出た。







帰り道は、おそらくAちゃんが出て行った原因のこと。

俺らはAちゃんを狙っていたわけやないちゅうことを説明しながら帰った。




そういや尊連れてきたんはいいんやが、やることあらへんかったな・・・


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久しぶりの更新。

一気に四話更新しました。

最近小説増やすというバカげたことをしてしまったもんで。

最初の方に作った小説をおろそかにしてしまいました・・・

大丈夫です！

これからは本当にちゃんと更新します！

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