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『ガバッ!』
目が覚めた。
慌てて起き上がる。
背中が痛い。
私は、死んでない・・・?
誰かに助けられたのだろうか。
見たところ、私はベッドに寝かされているみたいだ。
ここは・・・
『ガチャッ』
いきなりドアが開いた。
A「!?」
肩が思いっきり跳ね上がる。
?「あ、起きた。」
声をかけられる。
そっと声の方を振り向いた。
そこに立っていたのは青年だった。
金髪に近い髪色の、すらっとした綺麗な人。
?「あはは、そんな厳しい顔しないで?別に君をどうこうしようとか考えてないから。」
キラキラした笑顔でそう言う。
いきなり馴れ馴れしいな。
それより何で私はここにいるのだろう。
もしかしたら、また私を狙っている奴らの一味?
A「・・・・・・・誰。」
思いっきり睨んで訊く。
すると、その人は困ったように笑った。
?「わぁ、警戒心丸出し。まるで俺がなにか悪いことをしたような。」
何なんだろうこの人。
?「俺は十束多々良。警戒してるようだから言っとくけど、悪い人じゃないからね?」
A「十束・・・多々良・・・」
十束「うん。『十束さん』でも、『多々良』でも好きなように呼んで。」
ニコニコしながらそう言う。
この人は何でそんなに笑っていられるんだろう。
少し間をおいてまた質問をする。
睨んだまま。
A「ここは?」
十束「ここ?ここはね、HOMRAっていうバーの二階だよ。まあ、ここ俺の家じゃないんだけどね。俺の知り合いが経営してるんだ。」
A「知り合い?」
十束「うん。」
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姫奈 - 氷月くまるさん» コメありがとうございます。はい、中学生ですよ!一年生です。すごいだなんてそんなことないです。でも、お褒めの言葉とても嬉しいです、ありがとうございます!! (2016年11月21日 13時) (レス) id: 1b82a4cf21 (このIDを非表示/違反報告)
氷月くまる(プロフ) - 友達に教えてもらって読んでみました。とてもとても面白かったです!コメントでの話ですが中学生なんですか?だとしたら本当にすごいですねぇ!!! (2016年11月20日 20時) (レス) id: 077e76169c (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - 十束出雲さん» あ、ありがとうございます!!楽しんでいただけるよう頑張ります! (2016年4月27日 22時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
十束出雲(プロフ) - 凄い面白いです!!更新楽しみにしてます!! (2016年4月27日 18時) (レス) id: 207f47b422 (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - R・Kさん» おおお!!まだ一話も更新してないのにコメントをくださるとは!!頑張ります! (2016年4月17日 21時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫奈 | 作成日時:2016年4月16日 18時