＃１８ ページ19
草薙 side
A「いやあぁぁぁぁぁっ！！！」
もう、日付も変わって、夜中の二時を回ろうという頃。
突然二階から悲鳴が聞こえてきた。
草薙「なんや！？」
十束「！！？」
それを聞いて、カウンターで寝かけとった十束が勢いよく立ち上がって、階段を駆け上がる。
今のは・・・Aちゃんの声やな。
十束がいち早く反応したのもうなずける。
俺も後を追って、階段を上がる。
階段を上がりきった時、Aちゃんの以外の部屋のドアが開いた。
周防「何が起こった。」
アンナ「今の、悲鳴？」
草薙「尊、アンナ。起こしてもうたか。」
確かに、今のを聞いたら起きるわな。
周防「何が起こった。」
どうやら、尊は怒っとるようや。
草薙「さあな。俺も今から確かめに行くところや。」
周防「・・・フン。」
あ、部屋に戻りよった。
別に、どうにかするつもりなわけやないんやな。
アンナ「イズモ。」
小さい手が、俺の服を掴んだ。
草薙「ん？ああ、アンナも戻ってええで。」
アンナ「そうじゃなくて。」
草薙「なんや？・・・もしかして、また何か見たんか。」
アンナ「あの人・・・、何か抱えてるものがある。人を信じない理由が・・・。」
そう言うと、アンナは俺が答える前に部屋に戻った。
何か、抱えてる・・・か。
十束がAちゃんを連れてきた時から思ってたんやけど。
あの子、多分ここいらで有名なストレインや。
実際見たことないから、わからんけど。
Aちゃんの部屋を覗くと、十束が心底安心した様子でベッドに腰かけとるんが見えた。
その横では、Aちゃんがすやすや寝とる。
草薙「解決したんか。」
声をかけると、十束は顔を上げた。
十束「一応、ね。」
十束の表情が珍しく暗い。
なにがあったんか、と訊く前に、十束が口を開いた。
十束「夢見が悪かったみたいでさ。」
草薙「夢？」
あんな叫ぶとか、どんな悪夢を見たんや。
十束「ねえ。草薙さん。」
草薙「ん？」
十束「Aちゃんって、ストレインだよね？」
草薙「・・・ああ、多分な。ここらで有名な、回復の能力を持ってるストレインや。」
十束も気づいとったんか。
十束「回復・・・」
十束の、Aちゃんを見る目が厳しい目つきに変わる。
草薙「それで、Aちゃんが見た夢はどんなんだったん？今の様子からすると、ストレインゆうことと関係しとるんやろ？」
十束「・・・それが・・・。」
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姫奈 - 氷月くまるさん» コメありがとうございます。はい、中学生ですよ！一年生です。すごいだなんてそんなことないです。でも、お褒めの言葉とても嬉しいです、ありがとうございます！！ (2016年11月21日 13時) (
レス) id: 1b82a4cf21 (このIDを非表示/違反報告)
氷月くまる(プロフ) - 友達に教えてもらって読んでみました。とてもとても面白かったです！コメントでの話ですが中学生なんですか？だとしたら本当にすごいですねぇ！！！ (2016年11月20日 20時) (レス) id: 077e76169c (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - 十束出雲さん» あ、ありがとうございます！！楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2016年4月27日 22時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
十束出雲(プロフ) - 凄い面白いです！！更新楽しみにしてます！！ (2016年4月27日 18時) (レス) id: 207f47b422 (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - Ｒ・Ｋさん» おおお！！まだ一話も更新してないのにコメントをくださるとは！！頑張ります！ (2016年4月17日 21時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫奈 | 作成日時：2016年4月16日 18時
