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おめでとう。これで君は吠舞羅の仲間だ。・・・赤城side ページ26

?「・・・アイツの機嫌が良いとええんやけど」
そう低く呟いてフードをかぶっていて顔が見えない人はコツコツと軽く音を立てて二階へ上がって行った。
正直、緊張していて何が起こっているのか頭が理解していない。
いつの間にか、ある部屋のドアの前にいた。
多「入るよ、キング」
十束さん・・・の声で気がついたらもうドアは開いてた。
「っ・・・うおっ!?」
白い髪に赤いドレスの女の子が立っていた。緊張のあまり俺の全身に心臓の音が響いている。
?「・・・・・・・・・」
多「お、アンナ」
アンナと呼ばれたその子は走って薄暗い部屋の奥へ走って行った。
「なにあの子!?」
坂「つまんない男だなっていったんだよ」
「マジで!?」
?「入口でギャーギャいっとらんとはよ中入ってしまえよ」
暗い奥から黄色の目が瞬きしながら言ってくる。関西弁。どこかで聞いた声だ。
?「Aから聞いたが・・・そいつか。物好きな野郎は」
地が響きそうな低い声。ギラギラと光る金眼。
薄暗い奥でソファーに腰を下ろすその姿はまるで百獣の王のライオンのようで・・・
(これが赤の王・・・周防尊)
「はいっ!・・・赤城翔平っ。吠舞羅に入りたくて来ました」
尊「・・・・・・」
品を定めるように黙って俺を見、握手を求めて手を差し出してきた。
「・・・?!」
その手を見て俺は疑った。
多「・・・どうした?」
その手は・・・炎を纏っていた。
?「・・・仲間になる気ィがあんなら・・・手を取ればいい」
(これをどうやって握れと!!)
坂「止めとけ。火傷すんぞ」
(だろうなぁっ!)
ここまできたならやるしかない。
(どうにでもなれっ!)
勢いで赤の王の手を取った。

一瞬・・・頭でアイツの顔がよぎった。

「・・・・・・?!」
火傷したかと思った・・・がしてなかった。
「熱く・・・ない?」
?「あの炎は「ふさわしい者」は傷つけへんで」
部屋の奥から歩いてきた黒髪黄眼の人は俺とすれ違いながら言った。
?「彼が、我らが赤の王・周防尊。俺は海瀬A。よろしくね翔平君?」
赤い雫型のピアスに首筋のタトゥーが印象的だった。
多「おめでとう。これで君は吠舞羅の仲間だ」

俺の方が君より後入りだったよね?・・・YOUside→←機嫌悪ない?(笑)・・・YOUside



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凛也(プロフ) - tomoさん» 遅くなってスイマセン!新たに二つ出させていただきました。不明な点とかあるかもしれませんが読んでいただけたら嬉しいです。 (2015年10月9日 23時) (レス) id: f02d8de70d (このIDを非表示/違反報告)
tomo - 更新いつですか? (2015年10月9日 16時) (レス) id: 1a3bd3e473 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛也 | 作成日時:2015年10月4日 22時

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