その輪には。・・・YOUside ページ11
今、目の前にいる男たちは何なのだろう。数年前では信じられないことだ。あの尊の周りに人が寄ってくるなんて・・・
(やはり奇妙なカリスマ性だ)
俺はこう思う。
【・・・・・・】
(そして・・・俺が日本を離れてから何かを始めたのか・・・？)
『皆黙ってしもたやん、草薙さんのせいで』
草「いや、お前のせいやで！？ゴホンっ・・・さっきもいいよった通りこいつは尊の幼馴染や。この中の誰よりも俺らの王さんと長い付き合いや」
(やっぱり・・・なんかの組織みたいな言い方だな)
『いややなぁ、そんなことぐらいあとで自分で話すよ・・・ところで、俺が数年いーひん間、尊は何を始めたんかな？』
そういってカウンターに座っている尊を見た。
珍しくしっかりと向こうもこちらを見ている。相変わらずギラギラと瞳が光っているが悪気はないのだろう。
尊「・・・」
『・・・』
【・・・】
シン・・・とした空気を多々良が打ち破った。
多「『吠舞羅』っていうクランをつくったんだ」
「『吠舞羅』？」
多「そう、此処にいる彼らは皆キングのクランズマンなんだよ」
成る程、納得。
『・・・徴持ちか』
低い声で呟くと先ほどから俺を睨んでいる小柄な青年がピクッと反応した。
『別に攻めてるワケじゃないよ？ただ・・・』
草「ただ？」
『その輪に俺は入れんのかと思って』
どこかまだ突っかかりがあるのだ。昔、徴をつけられたとき俺は拒絶してしまっている。
今は、冗談で言えるものの・・・その時に尊を傷つけてしまっているのだ。
俺は尊をもう一度見る。
『やり直せる？』
直すのは得意じゃねぇ。・・・草薙side→←誰？！・・・八田side
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凛也(プロフ) - tomoさん» 遅くなってスイマセン！新たに二つ出させていただきました。不明な点とかあるかもしれませんが読んでいただけたら嬉しいです。 (2015年10月9日 23時) (
レス) id: f02d8de70d (このIDを非表示/違反報告)
tomo - 更新いつですか？ (2015年10月9日 16時) (レス) id: 1a3bd3e473 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛也 | 作成日時：2015年10月4日 22時
