3 side M ページ47
「翔さん、もう家は十分だと思うよ？」
「うん…俺もそう思うんだけど、思うんだけどね。いや、敵は地中から来るかもしれん。」
「きっとモグラかミミズだよ。そのくらいなら勝てるよ。」
「でも土竜か蚯蚓だよ？めっちゃ強そう。」
「翔さん…。」
「ごめんなさい。冗談です。」
そう言いながらも、まだ品々を物色している。
そもそも敵ってなんだろう。
良くないモノはニノにつられて来てたようなもんだし。居ないんだから、来ないよな。現に来てないし。
翔さん、大分心労がたたってるな。
ニノのやつ、皆をよろしくとか言ってったのかな。
よろしくされすぎてるけど、大丈夫か？
相葉さんの部屋の霊護符も剥がれないようにってドアごとラップで包んでたし。
…ハーブティーでも煎れてこよう。
「翔ちゃん。」
お茶を煎れようと立ち上がったら、相葉さんが何だか神妙な面持ちでこちらを見ていた。
その後ろでは、まごめさんがぽんぽんと背中を叩いて相葉さんを促している。
更にその後ろでは…、おい、化け葛篭が開いてんぞ。
「これで！お願いがあるんだけど！」
「え？」
相葉さんが翔さんに差し出した手の中には、ひと握りの糸の束。
なんだあれ。テグス？絹糸？葛篭から出したなら、そんな平凡な物のわけないか。
危険な生き物じゃなかったことには一安心だけど、俺も翔さんも状況が呑み込めない。
「あ、あのね！これ、端っこを持ってってほしくて！」
『相葉くん、糸だけじゃ無理け。』
何だか興奮気味の相葉さんに、まごめさんが助け舟を出す。
彼が次に口にしたのは。
『潤くん、紙コップある？』
糸に紙コップって。
アレですか？
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totto(プロフ) - かえさん» ありがとうございます。本当に当たりなのか？！(笑)その辺りも含めて見ていてあげてください。 (2016年10月12日 23時) (
レス) id: c963255682 (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - 今回も大当たり間違いなしですね(^^)留守番組も楽しみですが、三人のプチ船旅も楽しみにしてますね♪ (2016年10月11日 21時) (レス) id: cf909ea54e (このIDを非表示/違反報告)
totto(プロフ) - かなさむさん» 鬼さんは正体を隠す気があるんだか無いんだか。次回更新は留守番組の予定ですが、三人のぷち船旅も楽しみにしててください！ (2016年10月11日 0時) (レス) id: c963255682 (このIDを非表示/違反報告)
かなさむ(プロフ) - むふむふー。鬼と俺。楽しみすぎる。 (2016年10月9日 23時) (レス) id: 87b8d3969e (このIDを非表示/違反報告)
totto(プロフ) - かなさむさん» かなさむさん、こちらこそいつもご感想をありがとうございます。ひめ姐さまはその通りです！狗神白味噌さんと一緒にいる姐さんです。彼らもそのうち再登場することでしょう。 (2016年8月12日 23時) (レス) id: c963255682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：totto | 作成日時：2015年11月29日 11時
