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8 side S ページ28

家に着くと、玄関前に見知った背中があった。
俺が歩いて近付いても、ぼんやりと立ち竦んだまま、一向にこちらを振り返らない。
どうやら、何か考え込んでいるらしい。
少し頭を傾げたまま、うーんと唸る声がした。


「相葉くん?」

「あ、翔ちゃん!」

「どうしたの、こんなところで。」

「う〜ん、なんか分かんなくなっちゃって。」


なにが?って聞いたら、底の知れない真っ黒な瞳と目が合った。
彼は今、何を思っているのだろう。


「此処、家だよね?」


おかえりって声が聞こえないんだ。


抑揚も色も無いその声に、責められているような気がしたけれど。
相葉くんのことだ、きっとそんなつもりはなくて。
恐らく余裕がないんだろう。彼の中で、闘っているだろうから。


相葉くんをよけて、ドアノブを握った。
よかった、開いてる。
鍵はまだ、見せない方がいい。


「おかえり、相葉くん。」

「…。
 ただいま。翔ちゃん。」

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作品ジャンル:ファンタジー
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totto(プロフ) - かえさん» ありがとうございます。本当に当たりなのか?!(笑)その辺りも含めて見ていてあげてください。 (2016年10月12日 23時) (レス) id: c963255682 (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - 今回も大当たり間違いなしですね(^^)留守番組も楽しみですが、三人のプチ船旅も楽しみにしてますね♪ (2016年10月11日 21時) (レス) id: cf909ea54e (このIDを非表示/違反報告)
totto(プロフ) - かなさむさん» 鬼さんは正体を隠す気があるんだか無いんだか。次回更新は留守番組の予定ですが、三人のぷち船旅も楽しみにしててください! (2016年10月11日 0時) (レス) id: c963255682 (このIDを非表示/違反報告)
かなさむ(プロフ) - むふむふー。鬼と俺。楽しみすぎる。 (2016年10月9日 23時) (レス) id: 87b8d3969e (このIDを非表示/違反報告)
totto(プロフ) - かなさむさん» かなさむさん、こちらこそいつもご感想をありがとうございます。ひめ姐さまはその通りです!狗神白味噌さんと一緒にいる姐さんです。彼らもそのうち再登場することでしょう。 (2016年8月12日 23時) (レス) id: c963255682 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:totto | 作成日時:2015年11月29日 11時

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