｡◇ -Love storyは、突然に- ◇｡ -Satoshi- 【partⅡ】 (ページ9)

今日:12 hit、昨日:3 hit、合計:38,269 hit

呆然は､突然にページ9

.

.

.

.

.

茜｢で、どんな感じなの～？大野先輩とは(笑)」

「どんなって.....別に」

.

.

.

.

.

この関係が始まってから五日経った

.

.

.

.

あの日から今日まで

仕事中は相変わらず意地悪な人だったけど

.

.

お昼はいつも大野先輩から誘われ

私はこれと言って断る理由もなかったから

一緒に食堂に行ったり

.

.

お互いの時間が合うときは

帰りも一緒に駅まで行ったりした

.

.

その間、気付いたら大野先輩に手を取られて

相変わらずドギマギしたりもした

.

.

.

.

そんな風に

私は時間の許す限り

大野先輩の隣にいるようにした

.

.

.

.

.

.

私の自惚れかもしれないけど…

.

.

.

.

.

.

私の隣にいるときの先輩は

.

.

.

.

.

.

いつも優しく、穏やかに

微笑んでくれている気がした

.

.

.

.

.

.

茜｢"別に"って...、最近一緒にいるじゃない、何かはあるでしょ(笑)」

「それは茜が言ったから...

　それに特にこれといったことは何もないよ(笑)」

.

.

.

.

茜｢じゃあ.....」

.

.

.

.

.

.

.

.

茜「キスした？(笑)」

.

.

.

.

.

.

………

.

.

.

.

は？

.

.

.

.

茜｢えっ、もしかしてしてないのｯ！？」

.

.

.

.

茜の発言に驚きすぎて声が出そうになく

コクンと素直に頷いた

.

.

.

.

それを見た茜は

はぁーあ゛と強烈なため息を吐いた

.

.

.

.

.

.

.

茜｢大野先輩、やっぱり可哀想...」(ﾎﾞｿｯ

「え...？」

.

.

.

このとき茜の言った言葉の意味が

恋愛未経験の私にはわからなかった

.

.

.