ギャップは､突然に ページ20
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「あ゛ぁー...、疲れた」
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あの人、どんだけしゃべってんのよ…
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仕事中の休憩だったのに
茜のおしゃべりな口は止まらず
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結果、長い時間席を外したため
私たちは部長からこっぴどく叱られた
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「もぉ...」
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『ふふっ、珍しくお説教されてたね？(笑)』
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出た…
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悪魔さん、到来ｯ!!
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…ってか
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私ってどこまで運が悪いんだか…
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「全く、元はと言えば誰のせいよ...」(ﾎﾞｿｯ
『ん？なんか言ったぁ？』
「...特に何も」
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『んふっ♪』
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先輩、もしかして
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お昼休みからずっとこの調子なんじゃ…
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絶対、変な人にしか見られないよ…(笑)
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『ところで、松井ちゃんと何話したの？』
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「え...」
『...ん？(笑)』
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「いや、特には何も...、でも、なんで...？」
『んー...、Aと松井ちゃんがいるとこ見たことなかったから
どーしたんだろうなぁって』
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あ……
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意外と見てるんだなぁ、周りのこと
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そーいうところは
"さすが先輩"って感じで…
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そのギャップで女の子達は
この悪魔さんに騙されていくのかな…
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『ん？どーしたぁ？(笑)俺になんか付いてる？』
「へっ？」
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『あっ!!それとも...、俺に見惚れてたとか？(笑)』
「ｯ///そ、そんなワケ、ないに決まってるじゃないですかｯ!!///」
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悪魔さんの攻撃はどうしてこう…
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私のペースを乱すかな
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"Aは、大野先輩のことが好きなんだね(笑)"
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ん…？
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それって、私が先輩のこと好きだから…？
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『やっべ、そろそろ戻んねぇと俺も部長に説教食らわされるや(笑)』
「〜ｯ!!これ以上、さっきのことに触れないで下さいｯ!!」
『はぁーい(笑)あっ...』
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『A、今日は一緒に帰ろうな(笑)』
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このぉ…、悪魔めｯ!!←
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作者名：黒にゃんこ | 作成日時：2012年11月1日 21時
