｡◇ -Love storyは、突然に- ◇｡ -Satoshi- 【partⅡ】 (ページ13)

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誘いは､突然にページ13

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『それでさ～部長にね、押し付けられたの(笑)』

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『A？』

「.....」

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『Aっ!!』

「...ぁっ」

『どーした？さっきから箸、止まってっけど...

　なんかあったの？』

「いえ、特に...」

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さっき感じた松井さんの視線は

なんだったんだろう…

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大野先輩に連れていかれながら

私たちの仕事フロアを出るまで

ずっと感じてたソレ

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すこしだけ"怖い"って思ったのは

私の嫌なところ

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『そぉ？ならいいんだけど...』

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そんなことを

大野先輩に話すわけにはいかない

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どうしてだろう…

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『あっ、そうそう!!Aさ、明後日空いてる？』

「明後日...ですか？」

『うん』(ﾆｺｯ

「.....」←笑顔に戸惑い(汗)

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『...もしかして、空いてない？』

「ｯ!!いや、空いてますけど...、なんでですか？」

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よくぞ聞いてくれましたｯ!!

とでも言いたげに

目をキラキラと輝かせる

この悪魔さん

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こーいうときは

決まって嫌な予感しかしない

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『二人でどっか出掛けない？』

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「ふぇっ？」

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予想外のことを言われて

すごくマヌケな声が出た

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『くふっ、なんだソレっ(笑)』

「うっ///」

『まっ、Aのことだから？

　なんとなく予想してた反応だったけど(笑)』

「///」

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予想してたって…

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恥ずかしすぎる///

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っていうか

"二人で"って…

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「先輩、それっt『デートだよ』

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『俺ね、ふふっ、Aとデート行きたい(笑)』

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あっ

今、気付いた

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先輩は無意識なのか

私の名前を言うとき

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そこに強くアクセントがつく

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やっぱり…

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「...ぃです」

『ん？なんて』

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「いいえ、何も(笑)それより、先輩」

『何？』

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「"デート"っていいものですか？」

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『んふっ、Aがいいなら教えてあげるよ？(笑)』

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やっぱり…

その笑顔がズルいです

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