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違和感は､突然に ページ15
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大野先輩に言われた居酒屋に行くと…
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『おぉ!!A〜♪』
「......」
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ふにゃっと微笑みながら
片手をひらひらと挙げて
こっちに来い
と私を自分の隣の席に呼んだ.
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「...なんで先に飲んでるんですか」
『だってぇ〜.....、みんな予定が入ってるってさ』
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え………
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ということは…
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「...私達だけってことですか？」
『そーだねぇ(笑)』
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嘘でしょ…
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なんで！？みんなｯ！？(泣)
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「......私、帰ります」
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今日の大野先輩は
どこかおかしい
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先輩が醸し出す空気に
違和感を感じたの
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きっとここにいたら
その空気に飲まれそうで…
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「じゃあ、お先に失礼します」
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『待って』
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咄嗟に違和感を持ったのは
私の右手首だった
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作者名：黒にゃんこ | 作成日時：2012年10月16日 19時
