神様が15人 ページ24
この部屋の空気が重い
そりゃそうだ
私が言った言葉のせいなんだから
前「なんで…」
前田が小さく言葉を零す
前「主君は僕に約束してくれましたよね!?
僕達を折らないって!!手を出さないって!!
自分の首を懸けてまで約束してくれたのに!!
あの言葉は嘘だったんですか!!」
前田の顔には悔しさと怒りが混ざったような表情が浮かび、手からは強く握りしめてるせいか血が流れた
「嘘じゃない「じゃあなんで!!」っ…」
私が口を噤んだことでまた沈黙が訪れる
？「俺が言ってやろうか？」
突如聞こえた声と共に私の体に巻き付くように現れる白い大蛇と、足元に控えこちらを見る藍色の毛を持つ猪
粟田口が警戒して刀を構える
「朧月…花崗…」
朧「いつもように朧とは呼ばないんだな
あぁ、今はそんなこと言える状況ではないのか」
朧月は蛇特有の細い舌をチロチロと出しながら頭に直接語りかけるように言葉を発する
花「朧、Aをいじめないで
Aは役目の為に苦渋の決断をしたんだ」
花崗がフォローするも朧月はクツクツと喉で笑う
朧「苦渋の決断ねぇ…
弥勒の当主が今更、闇堕ちした神を消すのに心を痛めるのか
なぁ？『堕神殺し』」
朧月の言葉を聞いて粟田口が驚いたようにこちらを見る
？「なるほどな
お主が『堕神殺し』だったのか」
声の主は突然現れ部屋に入ってきた
その姿は青い狩衣を身にまとい、目に三日月を持つ刀剣男士
一「三日月殿…」
一期が名前を呟くように呼ぶと三日月は笑み浮かべこちらに近づいてきた
三「平安の頃より堕ちた神々を殺す役目を担う一族がいるのは知っていたのだが、こんなところでその末裔に会えるとはな」
三日月の顔には相変わらず笑みが浮かんでいるが、目が笑っていない
怖っっっっっ
美形のこの顔苦手なんだよ!!!!!!
「私も会えて光栄です、三日月宗近
流石天下五剣の一振、貴方は闇堕ちしてないようだ」
私めっちゃ強気な発言してね？大丈夫？
このまま殺されるとかやだよ!?
三「当たり前だ
そんなことよりお主は最悪の場合刀剣達を手にかけるといったな？」
目がめっちゃ怖いですよ三日月さん………
「手遅れであれば…と私は言ったと思うんですが」
私の言葉に笑みを消し目をスっと細める三日月
三「なら救って貰おうか
神を手にかける者が救えると言うのなら」
「えぇ、最大限善処させていただきます
絶対手遅れなんかにさせない…!!」
続く
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柊樹朔(プロフ) - 散桜さん» コメントありがとうございます!!インフルエンザは大変だ…!!私も気をつけなきゃですね!!少しずつですが、更新頑張ります!! (2017年12月9日 19時) (
レス) id: 277e172f60 (このIDを非表示/違反報告)
散桜 - とっても面白かったです！風邪をひかないように気を付けて、更新頑張ってください！私はインフルエンザになりましたが← (2017年12月9日 18時) (レス) id: 9df739ba70 (このIDを非表示/違反報告)
柊樹朔(プロフ) - 黒鶴さん» コメントありがとうございます !!私も友達になりたいですww (2017年3月16日 20時) (レス) id: 277e172f60 (このIDを非表示/違反報告)
黒鶴 - すごく面白い！夢主と友達になりたい…16の神様使役してるとか…友達になりたい。(爆笑)更新頑張ってください！！！！！ (2017年3月16日 20時) (レス) id: f6c5dd62a9 (このIDを非表示/違反報告)
柊樹朔(プロフ) - 海さん» 面白いだなんて…!!ありがとうございます!!更新頑張ります!!コメントありがとうございました!! (2017年2月14日 19時) (レス) id: 277e172f60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊樹朔 | 作成日時：2017年2月7日 12時
