あの日のヒーローたち ページ36
Ex:035
▶戦闘訓練中
相澤消太side
「あっ、ちょっと、今私の個性使ったわ! 絶対そうよ、だってほら眠ってるじゃない!!」
「はあ、そうですね、たしかに」
「……なんだか、大人になったのね」
「三年前ですけどね」
「勿論外見も変わったけれど……雰囲気が、違うもの」
ミッドナイトが隣で小さく呟いた。
彼女がAに会ったのも、三年前。
「私も最近再会してね……。いやー見違えたよ。なんだか泣いちゃいそうだったよ」
「ええ、私も彼女見てたらちょっと……齢かしらねー。嫌だわ……」
そこにオールマイトもやってきて、少ししんみりとした空気にさせた。
「この子のことは絶対に忘れられないわ。
ヴィランからヒーローを志すなんて……彼女には重すぎるもの」
「……相澤くんも、今までありがとう。彼女、あの時苦しそうだったから……」
「……いえ、あなたのような平和の象徴が救けたからヒーローになりたいと思ったんですよ、あいつは」
そうかな、そう言って戦闘訓練を見守るオールマイトの目は、
確かに娘に対して向けられる目をしていた。
それはミッドナイトも同じだった。
あの事件は大きかった。でも実際、知っているのは本当にごくわずか。
それに携わった人間は、大きな責任感から誰でも彼女の事を忘れられないものだ。
「いやー、親御さんかよ、3人!! まあイレイザーはそうだけどね!!」
「はあ、マイク。見てて思わないの? あの子が事件の子よ?
そりゃ、親になったような気にもなるわよ」
「マイクは時々Aと会ってるので、ちょっと無いかもしれないですね」
「えっ!? ちょっとなにそれ? 私も連れてってよ!」
「ハハハ!! 十八禁真似されたら嫌だよな、イレイザー!」
「まあな」
「はあ!? 私服はちゃんとしてるってば」
「まあ落ち着いて、ミッドナイト。 おや? また君の個性を使っているようだぞ?」
「え!? もう、嬉しい……!」
目を向けるとすぐに終了のブザーが鳴り響き、Aのチームが3人でハイタッチしているのが見える。
人見知りをしてしまうと言っていたが、そんなことないな。
その姿を見て、安心した。
「おー、やっぱイレイザーは親だな!!」
「ふふふ、そうね。そんな顔してたわよ、今」
「いい笑顔だ!!」
「まあ、自慢の娘ですから」
囃し立てられるのは嫌だが、Aのことは誇って言えるようにしたかった。
など、親馬鹿かもしれない。
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青春ログアウト(プロフ) - ムーンさん» コメントありがとうございます。お、お茶子くんじゃないか笑 設定に関しては自分得で書きましたので共感してくださるのは光栄ですね！これからも頑張ります！ (2018年3月7日 7時) (
レス) id: 879efebfe2 (このIDを非表示/違反報告)
ムーン(プロフ) - この設定好きだ。私。 (笑) 設定だけじゃなくてお話もどストライクです。これからも頑張ってください！更新待ってます(-ω-) (2018年3月6日 23時) (レス) id: 633020e803 (このIDを非表示/違反報告)
青春ログアウト(プロフ) - 夏みかんさん» コメントありがとうございます。自分でも書いていてとても楽しいです！弔らヴィランの関係も目が離せません！笑笑 更新頑張ります！ (2018年2月19日 21時) (レス) id: 879efebfe2 (このIDを非表示/違反報告)
夏みかん(プロフ) - 相澤先生と弔くん尊い…設定が最高です！！usjの話とか、どうなるのか気になります！！これからも頑張って下さい(*´ω｀*) (2018年2月19日 18時) (レス) id: a02c522a65 (このIDを非表示/違反報告)
青春ログアウト(プロフ) - blackReaperさん» コメントありがとうございます。10月22日ですか？これは自分の誕生日そのまま設定したので自分とも一緒ですね笑 (2018年2月17日 9時) (レス) id: 879efebfe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青春ログアウト | 作成日時：2018年1月10日 19時
