あらん家の兄弟6 (ページ8)

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陸サイド

早めに帰ってきて、
ゲームのコントローラーで叩く

毎日毎日叩くから
あざができてしまって、
そんなの考えてなかったから
焦るけど、良い方法がある。

朝になって雅にぃに診察をお願いする。

服を捲ったらあざがあるのがバレてしまう。

「雅にぃ、いつもごめん。
診察お願いします。」

雅「ん？どうした？服捲れるか？」

「雅にぃ、お願いあるんだけど。
服の上からやってくれない？」

雅「服の上？」

「ん。だめ？」

雅「なんで？」

「いや、えっと、最近痩せてきちゃって
体見られるの恥ずかしいから。
お願い。思春期だよ。」

雅「､､､今回だけな？」

「ありがとう。」

そこに翔にぃが降りてきて

翔「おはよう。朝から大変だな」

雅「なにが？」

翔「別に。」

「､､､あ、雅にぃ、もういい？」

雅「え、あ、ちょっとまってね。」

「ん。」

雅「いいよ。よくできました。」

そう言って頭をぽんぽんしてくれる。
あ、翔にぃがよくやってくれてたやつだ。

僕、にぃたちに甘えすぎなんだなって実感する。

1人でも生きていけるようにしないと。

「ありがとう。雅にぃ、ごめんね。
もしめんどくさかったら、全然
やらないでいいからね？
ほら、別に僕だってもう中1なんだからそろそろ
自立しなきゃいけないし、にぃたちに迷惑かけられないから。」

雅「俺はね、迷惑なんて全く思ってないよ
それに他の人たちも思ってないよ」

「､､､そっか。ありがとう。」