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翔にぃサイド
検査当日になって
予想どうり嫌々する陸。
陸「やりたくない」
「このまま痛いの不安でしょ？」
陸「…薬くれれば治る」
「それはなんの解決にもならないだろ」
陸「んぅ〜やだ。…らもきてほしい」
「昨日いけないって言われたでしょ？」
陸「…とにぃもきて」
智「うん。行くよ。がんばろうな」
陸「行くだけ。まだやらない」
「陸のペースに合わせるよ」
陸「ん」
そのあとはイヤイヤ言いながらも
準備を進めてくれて、病院に向かい
到着する。
到着してすぐ陸の体はガタガタ震える。
陸「…って、まってまだ」
「うん、ゆっくりね。
落ち着いたら一緒に行こうね」
本当にこんなんで検査できるんだろうか
しばらく経って身体の震えも止まった。
陸「…く？」
「いけるか？」
陸「ん」
智「僕が抱っこして行こうか。」
陸「ん、ほかのせんせいからまもって」
智「そうだね。」
陸「…しょうにぃ、」
「ん？」
陸「…にぃだけだよね？
ほかのせんせいはこないよね？」
「こないよ、俺がやってあげられるからね」
陸「ん。」
智にぃに抱っこしてもらって
検査室に着く。
やっぱり病院に入ってからは
止まっていた震えもまた再開した。
「りく？そんなに緊張しなくて大丈夫。
これ飲んで？苦しい時は苦しくなるよって
ちゃんというから。」
陸「これ飲むの？」
そう言って、胃をキレイにする薬を渡す。
「そう。それは消泡剤って言って、
胃をキレイにするためのやつね。」
陸「ん。」
その薬をみつめていたが
しばらくすると口をつけ始めた。
すると顔をしかめ…
陸「嫌い」
「ちょっとまずいかな？」
陸「ん。」
「でも、飲まないとできないからね」
陸「じゃあ、やんなくていいじゃん」
「もう、ちゃんと説明したでしょ。」
陸「…」
「ほら、早く飲んじゃいな」
案外簡単に飲んでくれた。
「これの液体を喉の奥に留めておいてね」
陸「ん…」
しばらく経って麻酔を吐かせる
「りく、がんばった。その麻酔ここに吐き出して」
陸「ん。」
「よし、少し休憩しようか。
そこのベットで横になって」
陸「まだ、抑えないで」
「ん、一旦休憩ね」
智「陸、すごいじゃん。ここまで頑張れてるな」
陸「…」
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作者名：ナマコ | 作成日時：2022年1月25日 21時
