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智にぃサイド
空の検査のために病院に向かう僕ら。
空「翔にぃ、終わるまでは、いてね」
翔「うん。いるよ」
空「他の先生もなしだよね？」
翔「そう。昨日会ったろ？あの先生だけ。」
空「ん。やっぱり苦しいのかな。
どんくらいだろう､､､」
やっぱり不安があるみたいで
ずっと質問攻めにあってる翔。笑
病院について
検査室に入る。
先「あ、空くん。
おはよう、体調どう？」
空「平気」
先「そっか。
こっちおいで？」
空「ん。にぃたちもね」
先「そうだね。
智くん達と来て。」
そう言って、
椅子に座らせて、何やら準備する先生。
先「空くんはこれ吸ってね。
もし苦しくなってきたら教えてね？」
そういうと、スイッチを押して
空の口元にあてがう。
先「ゆっくり呼吸しててね」
空「ん。」
最初の段階では
特に問題はなく、椅子の上で足をプラプラさせて
たんだけど、2段階に入ると顔をしかめ始めた。
翔「ん？空、苦しいか？」
空「ｹﾎん、ｹﾎｹﾎ」
先「ん、苦しいね。
もう少し頑張れ。」
流石に早い段階での咳で
僕らも驚いてるけど
少し先生も驚いてる。
空「ｹﾞﾎｹﾞﾎん！ｹﾞﾎｹﾞﾎんっくｹﾞﾎｹﾞﾎ」
空が苦しくて
口に当てていたものを
取ろうとする。
ここでとったら最初からになっちゃうから
僕らが慌ててとめる。
「あ、空！手は出さないで。
苦しいよね。頑張れ」
空「ｹﾞﾎｹﾞﾎん！､､､るしいｹﾞﾎｹﾞﾎんっｹﾞﾎｹﾞﾎ
んっｹﾎｹﾎおわ、ｹﾎり､､､やだ､､､んっｹﾞﾎｹﾞﾎ」
先「まだ、終われないんだ、ごめんね」
空「やｹﾞﾎｹﾞﾎんっｹﾎｹﾎ､､､めて､､､んｹﾞﾎｹﾞﾎ」
苦しさからポロポロ泣き出して
さらに暴れて抵抗してくるのを
僕らが後ろから抑える。
翔「空、そんなに動いたらもっと苦しくなるよ」
先「もう苦しいね、これで終わりだから
後10秒頑張れ。」
空「むｹﾞﾎｹﾞﾎｹﾞﾎｹﾞﾎり､､､やｹﾞﾎｹﾞﾎんっｵｴんｹﾞﾎｹﾞﾎ」
その間もポロポロ泣き続ける空。
先「後5秒！」
空「んーｹﾞﾎｹﾞﾎｹﾞﾎｹﾞﾎｹﾞﾎｹﾞﾎｺﾞﾎんっｹﾞﾎｹﾞﾎｺﾞﾎ」
先「今から、発作止めの薬入れてくから
だんだん楽になってくよ。」
空「ｹﾞﾎｹﾞﾎｺﾞﾎｹﾞﾎｹﾞﾎもう、やだｹﾞﾎｹﾞﾎｹﾎｹﾎｹﾎｹﾎ」
翔「だんだん落ち着くよ〜」
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作者名：ナマコ | 作成日時：2022年1月25日 21時
