あらん家の兄弟6 (ページ36)

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翔にぃサイド

いろいろな話をして
最後に検査の話だけする。

先「検査なんだけど、
空くんの喘息が今どのくらいの
段階なのか知りたいんだけど」

空「ん、」

先「空くんはここから出てくる薬を吸うだけね」

空「痛い？」

先「んーん。痛くはないけど
少し苦しいかな。」

そう、今回の検査は
薬の段階を少しずつ上げて
わざと発作を誘発させて
陸の症状がどのくらいの重いのかを
確認する。

だから、少なくとも発作が起きるから
苦しい思いを空はしなければいけない。

空「んー、苦しいって？」

先「発作が起きて状態が確認できたら
すぐ、発作止めの薬を吸って、楽になれるから
大丈夫だよ。なんか不安なこととかある？」

空「俺だけ？にぃたちはいちゃだめ？」

先「んーん。そんなことないよ。
翔くんにいてもらうことも、智くんにいて
もらうこともできるよ。」

空「ん、いい？」

そう言って俺の方を見上げてきた。

「ん。いいよ、がんばろうな！」

空「ん。､､､とにぃは？」

智「ふふ。僕もいいよ。」

空「よかった、先生、にぃたちいいって」

先「うん。よかったね。
そしたら智くんたちにいてもらおうな。」

空「ん。」

先「じゃあ、明日がんばろうな。」

最後にありがとうございましただけ伝える。

翔「すみません、ありがとうございました。
明日よろしくお願いします。」

空「ありがとう､､､ました。」

そう言ってお家に帰る。