あらん家の兄弟6 (ページ32)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:20,858 hit

259… ページ32

智にぃサイド

陸「くんな、空くんから離れろ」

空「んっりくっんっんく」

翔「陸？落ち着いて。
陸は今、記憶が一時的に無くなってるかも
しれないけど、俺らは今家族。
俺は医者でこの病院に勤めてるの。
で、空が喘息で苦しまないように
検査をしようとしたんだけど
怖くなったんだ。だから、今空はないてるんだよ」

陸「検査？だからないてるの？
当たり前だよ。やらないで。
お医者さんは悪い人なんだよ？
あの人たちは､､､抑えて痛いことしてくるの。
僕だって何も知らないって言ってるのに
何度も何度も何度も薬打ってきて、
痛いって泣いても叫んでもやめてくれない。
そんなの空くんが怖がるに決まってる。」

「陸？おいで。辛いね。怖いね。
でもね、お医者さんみんながそうじゃないよ
翔はそんなことしないよ。
空が辛いのを取ってくれるんだよ。」

空「陸？この話は本当だよ。
ただ、俺が弱っちぃから泣いちゃったの。
でも、にぃたちは悪い人じゃないよ。
陸のことを痛めつけたあいつらとは違うよ」

陸「､､､じゃあ、抑えられたりしない？
眠らされたり､､､痛いこととかされない？
んっやだやだあ゛ーーーーーーーやだーーーーー」

「ん？陸。おいで？思い出しちゃった？
でも大丈夫、怖いものないよ？
痛いこともしない、僕らいるからね？」

陸「んっんん、にぃ、そら」

もしかして、また記憶戻ったのかも

「陸？僕らわかる？」

陸「ん。にぃ。」