あらん家の兄弟6 (ページ30)

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空サイド

智「さっきも説明したでしょ？
翔は専門外なの。わかるよね？
わかんないなら陸も連れて行くのなしね。」

空「んん。わかる。､､､めん。にぃ」

翔「大丈夫、おいで、俺も一緒にいるから」

陸「僕は近くまで行ったら帰っていい？
他の先生が通ったらやだから智にぃもきて。
僕守って？だめ？」

智「わかった。」

「ん、りく、がいい」

陸「ん、僕も行くよ」

そして翔にぃに連れられて、
陸と検査の部屋に向かう。

「ん、怖い」

でもどうしても検査室の前に行くと
足がすくんでしまう。

陸はこの検査室の前までだから
俺は陸とはいられない。

「んん。翔にぃ前きて、俺隠して」

翔にぃに前に立ってもらって
翔にぃの背中に顔を埋めて
抱きしめながらお部屋に入る。

「ん、にぃ」

翔「ん？いるよ大丈夫」

専「そらくんだよね。こんにちは。」

「んーん。にぃ」

翔「空？挨拶してるよ、挨拶は？」

「んーん」

少し翔にぃの背中から顔を離して
先生の方をみる。

白衣を着て、こっちをみてる。

その瞬間からは記憶がない。

「っっ！ぎゃーーーーーーーやだ！
ぎゃーーーーーーりく、りく」

翔「空？大丈夫、ね？大丈夫」