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翔にぃサイド
「ちょっと音聞いてみようか」
陸「ダメ、痛くないから」
「痛くないわけないでしょ？」
陸「本当に大丈夫。」
「じゃあ少し触るよ」
陸「ダメだって」
そう言って両手で心臓の上において、
俺に押させないようにした。
「ごめん、智にぃ、雅抑えてくれる？
確認だけしたいから。」
雅「わかった。ちょっと我慢ね？」
智「ごめんね？手はにぃたちが握ってるからね」
陸「やだ、やだ、やだ。本当に痛くないの」
「ごめんね、ちょっと頑張れ。」
そう言って心臓をギュッて押さえる。
陸「‼︎‼︎いっっっ！バカ！触んな、いたい！
いったい、ぎゃーーーやだ、やめろ」
押した瞬間に
身体がダンと跳ね上がりいたがる。
明らかにいつもと痛がり方が違う。
空「陸！翔にぃやめて！」
空が俺の腕を掴んでやめさせようとしてくる。
「そら、いいのか？この後陸が苦しんでも。」
空「だめ。」
空は俺から腕を離した。
空「陸、ごめんね。頑張れ」
陸「そら！そら、やだ！」
「陸後少しだけ頑張ってね」
陸「やだ！やだ、おしまい。やだ」
大泣きをし始めたりく。
ただ、時間を長引かせないためにも
すぐに手に力を入れてぎゅっと押さえる。
陸「ぎゃーーー、やだ！痛い、
痛いっつってんだろ、みんなも掴んでないで離せ」
「終わり、終わったよ、ごめんね」
ただ、陸は怒りがおさまらなかったのか
ギャーギャー騒いでる
陸「やだ、もうなんもしない。」
「ごめん、後胸の音聞いて、
腕の処置だけして終わり。」
陸「やだ。触んな。やんないっていってんの」
「そんなに言うこと聞けないなら
落ち着く薬打とうか？」
これで抵抗するのやめてくれたら
いいんだけど､､､
陸「ふざけんな。打たない」
「静かにできないなら仕方ないもん」
陸「っ！する。」
「ん？薬？」
陸「ちげーよ。静かにすんの！」
「わかったわかった。そんなに怒んないの」
陸「怒らせてんのお前だろ」
「はいはい。ちょっと腕腫れてるから、
冷やさせてな？」
陸「冷やすだけ。」
「冷やすだけね。」
看護師を呼んできて氷嚢を取ってきてもらう。
陸「‼︎やだ、冷やすだけって言った。」
「大丈夫！持ってきてもらっただけだから」
陸「もうやだ」
いじけて、体を反転させて腕を隠した。
陸「んっ、んっく､､､んん。んっ」
「陸？大丈夫！ごめんな？びっくりしたね？」
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作者名：ナマコ | 作成日時：2022年1月25日 21時
