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翔にぃサイド
医「頭をぶつけたことと
ストレスによるものなので
そのストレスを取り除いてあげればだんだん
記憶障害も治ってくるとおまいます」
「頭をぶつけた、ストレス､､､」
さっき頭をぶつけたか聞いた時は
記憶がない時だったし、
もう一回聞いてみないとな。
「りく？ここ最近頭ぶつけた？」
陸「､､､つけてない」
「陸？大事なことだよ？」
陸「､､､つけてない」
「､､､だったらちょっと違う検査しなきゃだな」
陸「､､､やだ」
「ぶつけてないなら他に原因が
あるかもしれないでしょ？」
陸「､､､つけた」
「いつ？」
陸「3日前くらいから」
「から？ってなに？」
陸「､､､あたまいたくて、なおってほしくて
ぶつけたの」
「ん？どのくらい？」
陸「つよさ？」
「時間とか回数とか」
陸「わかんない、なおるまで」
雅「自傷行為ってこと？」
陸「違うよ、医療行為」
いやちげーだろ。笑
陸「でも大丈夫。」
「あ！！！それもそうだけど」
智「ちょ、翔？ここ病院！大きい声出さないで。」
「そんなことより、陸左腕ちょっと処置させて？」
陸「え？あ､､､」
智「左腕って何？」
陸「んーん。なんでもない。ぶつけたの」
「違うでしょ？自分で点滴さしたんでしょ？」
陸「でも、迷惑かけてないよ。
僕自分でできるようになったの。」
「できてないからそんなに腫れてるんでしょ？」
智「ちょっとみせて」
陸「だめ。」
そう言って左腕の服を押さえる
智「陸。」
あまりにも低い声で
陸がビクッとする。
智「ちゃんとみせて」
陸「んーん。ダメなの」
智「雅、陸の右手掴んでて？」
陸「やだ。」
智「！､､､陸？これはやっていいことなの？」
陸「ダメだよ。でも、頑張ったの。
痛いからっていちいちにぃたちに頼んでたら
面倒でしょ？だからやったの。」
智「それは頑張ったって言わないよ。
陸が辛い思いするのは、僕も嫌だよ？
痛くなかった？」
陸「んーん。痛い。」
「でも、俺たちが追い込んでたんだよね？
ごめんね。」
陸「違うよ。僕がしたかったからしたの。
にぃたちは関係ない。」
「で？点滴したのは痛かったからって言ったけど
何が痛かったの？なんの薬使ったの？」
陸「､､､。もう痛くない。」
「その時は何が痛かったの？」
陸「んーん。」
「ちゃんと教えて？」
陸「怒らない？」
「わかった、怒らないから教えて」
陸「､､､んぞう」
「発作が起きたからそうか。」
陸「ん。」
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作者名：ナマコ | 作成日時：2022年1月25日 21時
