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陸サイド
翔にぃに怒鳴られて
それに対して空が怒った。
空は僕の手を引っ張ってどんどん走る。
「､､､ら､､､るしい」
僕も発作が起きたばっかりで
呼吸がしずらい。
空「､､､」
構わず走る空。
「そら！､､､っるしい」
空「‼︎‼︎りく！ごめん。
あそこの公園で休憩しよう」
「ん。っﾊｧんっ。」
空「ごめん。陸。」
「んーん。」
僕ら薄着で出てきてしまったから
すごく寒い。
空「ｹﾞﾎｹﾞﾎ、ん、ｹﾞﾎｹﾞﾎ」
「え？発作？」
空「んーん。大丈夫。ｹﾞﾎｹﾞﾎ陸は？苦しくない？」
「大丈夫。」
智「え？何やってんの？そんな部屋着で。」
「智にぃ､､､」
空「いくよ。陸」
「え？」
そのまままた僕の腕を掴んで走り出した。
ちがうよ。空。智にぃは怖くないんだよ。
智「ちょ、どこ行くの。風邪ひくって」
そう言って追いかけてくる。
足速！笑
「う゛っ､､､んっ､､､んっく､､､んん」
また、発作だ。
僕の体は不良品だな。
空「え？陸､､､」
「んっんっうんっく､､､」
智「陸？苦しいな。」
空「りく､､､やだ､､､ｹﾞﾎｹﾞﾎｺﾞﾎりく､､､りくｹﾞﾎｹﾞﾎ」
智「空！ちょっと2人とも落ち着いて
呼吸続けてね？」
そう言って智にぃが電話をかける
智「すみません、心疾患者１人と喘息患者１人です」
「まっ､､､ぅんっ､､､まって､､､うきゅ､､､しゃ､､､め
､､､ょういん､､､かない､､､やだ」
空「ｹﾞﾎｹﾞﾎﾋｭｹﾞﾎｹﾞﾎり､､､くｹﾞﾎｹﾞﾎｹﾞﾎｹﾞﾎﾋｭｰ」
僕の発作は次第に落ち着く。
「さと､､､にぃおねがい､､､ょういんはいかない」
空「ｹﾞﾎｹﾞﾎﾋｭｹﾞﾎｹﾞﾎﾋｭｹﾞﾎｹﾞﾎ」
「そら！そら！んっくん､､､やだ､､､」
智「空、ゆっくり呼吸ね。
今吸入器持ってないから背中摩ること
しかできなくてごめんね。」
「､､､とにぃ、びょういんいかない､､､やだ､､､」
智「大丈夫、翔がみてくれるから」
「え？だめ。呼ばないでお願い、翔にぃはダメ
迷惑かけちゃいけないんだ。だめ。」
智「山田先生の方がいいか？」
「だめ。人に迷惑をかけちゃいけないの。
やだ！かえる､､､そら、かえろ」
空「ｹﾞﾎｹﾞﾎﾋｭｹﾞﾎｹﾞﾎﾋｭｹﾞﾎｹﾞﾎ」
だんだんサイレンの音が近づいてきて
「やだ、やだ、行かない」
智「大丈夫だから。」
雅「智にぃ！翔にぃと上の双子は
そのまま病院に向かったよ。」
智「わかった。ありがとう！早くて助かった」
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作者名：ナマコ | 作成日時：2022年1月25日 21時
