3〔検査〕 ページ39
先輩サイド
智くんと翔くんが検査に来て、
でもどこか、翔くんは元気なくて…
それに怒ってる。喧嘩でもしたのか？笑
「翔くん、おはよう。どうしたの？いじけてんのか？笑」
智「すみません、俺が朝、あまりにも聞き分けないから
怒ってしまって…だから不機嫌なんだと…笑」
翔「…」
怒ってる翔くんだけど智くんの手を離さない。
「そっかそっか。検査不安？」
翔くんは意地を張ってるからなのか首を横に振る。
「本当？」
ちょっと意地悪っぽく、聞き返すと
みるみる目がうるんだ。
「あ、ごめんな。不安じゃないわけないよな。
すぐ終わりにしてあげるからな、頑張ろう。」
翔くんをベッドに横にして、視界にちゃんと智くんが
いてくれて少しだけ力が抜けた翔くん。
翔「んん、まって…」
「うん、待ってるよ。」
準備を進めて、あとは翔くんの気持ち次第。
智「しょーう？頑張ろうね。俺ここにいるからね」
翔「んん…いやだ…」
やらなくていいよとは言ってあげられない。
「ごめんな。ちょっとスースーするよ？」
消毒を腰に当てると、翔くんが焦ったように手で
針を刺す場所を隠そうとする。
翔「だめ！やだ…」
「いやだね。痛い時はちゃんと教えてね。」
手を智くんに握ってもらって、麻酔を構える。
「麻酔からするからね〜」
そんなことわかってるんだろうけど、
患者さんの立場になると話は別だからね。
翔「んっ…いた、い…んっ…んぅ〜！やだ！」
体を動かして嫌がるから危なくて仕方ない。
麻酔まではなんとか抑えてできたんだけど。
「ごめん、ちょっと先生呼ぶね。」
翔「ん？なんで、やだ…先輩だけがいい…」
「でも動いたら危ないからさ。」
翔「やだ、せんぱ、いだ、け…ねがい…やだ…」
「ごめんな、一人だけ呼ばせて？」
翔くんの先輩にあたる先生。
翔「んぅ〜、やだ…」
その先生に足を抑えてもらって俺は腰、
智くんには手を握っててもらう。
腰に手を当てて、「ここに刺すからね」と伝える。
太い針を腰に刺していくと…
翔「んぅあ！いたい！せ、んぱい！いたい！いだーい」
「しょうくん、落ち着いてごらん？」
緊張からの痛みだと思って落ち着かせれば大丈夫かなーって。
翔「あ″ぁぁ！いたい！いっ…たいって！」
本格的に嫌がって、ボロボロ泣き出したから
これは本当に痛いんだって思って、一旦針を抜く。
「翔くん痛かったね、ごめんね？麻酔追加するからね」
翔「んん、もうやだ…いたいもん…やだー」
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KORO(プロフ) - 面白かったです！ (2023年4月15日 15時) (
レス) id: 965cf434df (このIDを非表示/違反報告)
ナマコ(プロフ) - 夢さん» パート2の方にリクエスト分更新しました！〔頑張れない検査？〕期待に応えられたかは不安ですが読んでいただけたら嬉しいです！笑 (2022年3月12日 2時) (レス) id: 42830222d7 (このIDを非表示/違反報告)
ナマコ(プロフ) - 夢さん» そうだったんですね！むしろこちらこそすみません！リクエストいただけただけで嬉しいです！返信ありがとうございます。 (2022年3月12日 2時) (レス) id: 42830222d7 (このIDを非表示/違反報告)
夢 - ありがとうございます どんな検査があるのか分からなくて…すみません 今のお話も大好きです (2022年3月12日 0時) (レス) id: de0cd3d60c (このIDを非表示/違反報告)
ナマコ(プロフ) - 夢さん» 何度もすみません😭特に指定がなければ、私が思いつきで書くのでも大丈夫ですよ！ (2022年3月11日 21時) (レス) @page1 id: 42830222d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナマコ | 作成日時：2022年3月1日 22時
