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翔にぃサイド
「ちょっと体起こそうか。」
雅紀は首を振ったけど、そっと背中に手を回すと、
言う通り、体を起こして座った。
寝てる方が喘息は辛いからね。
「雅紀、話したいんだけど」
雅「や…いい…」
「なら、俺の話だけ聞いて？」
雅紀は首を横にふらなかったから、
そのまま話し続けた…
「雅紀は、あれダメこれダメって言われるの嫌かも
しれないけど、俺は心配なんだよ。
でも、雅紀のためにしてあげられることって俺には
少なくて、智にぃみたいに寄り添ってあげることも
できないし…雅紀の気持ちを知りたいんだ。」
雅「…れは、やりたいこと、たくさん、ある」
「うん」
雅「こはくの散歩も、スポーツも放課後に遊んだり、
体育とかも、習い事とかも、学校に行ったり…
でも、ダメって言われるのもわかってる。
心配してくれてるってことも…だけど全部やれなくても、
少しぐらいはやりたい。素直になれないのも悔しい。」
「うん」
雅「おれが、びょうき、なのが、…けない…」
そんな言葉を引き出させてしまったのは俺。
「いけなくないよ。」
雅「いけないよ…。だって、めいわくかけて、
それに、言っちゃいけないことも…いった…」
「雅紀、俺はね雅紀のこと迷惑なんて思わないから。
雅紀は俺のことムカつくし好きじゃないかもしれないけど
俺は雅紀のこと大好きだよ。大事なんだよ」
雅「…んっ…っゲホゲホっ…でも、おれ、も
しょに…のこと、すき…でも、あたっちゃっゲホゲホた…」
泣きながらだけど、「ごめんなさい」って。
「もういいよ。わかったから」
雅「っゲホゲホっ…んっ、ごめ…な、ゲホゲホ、さい」
「うん、大丈夫だから。呼吸整えて。
今はしゃべるのおしまいにしようね」
雅紀は興奮し続けて、無理に喋ろうとするから、
呼吸が乱れしてしまう。
今喋らないと素直になれないって思ってるのかな？
「ちゃんと後で聞くよ。」
雅紀は首を縦に振って呼吸を整え始めた。
それでも咳は止まらなくて…
雅「ゲホゲホっ…んっゴホっ…」
咳の合間の呼吸からは
喘息特有の『ひゅー』って音が聞こえる
「吸入器持ってくる。智にぃついててあげて」
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KORO(プロフ) - 面白かったです！ (2023年4月15日 15時) (
レス) id: 965cf434df (このIDを非表示/違反報告)
ナマコ(プロフ) - 夢さん» パート2の方にリクエスト分更新しました！〔頑張れない検査？〕期待に応えられたかは不安ですが読んでいただけたら嬉しいです！笑 (2022年3月12日 2時) (レス) id: 42830222d7 (このIDを非表示/違反報告)
ナマコ(プロフ) - 夢さん» そうだったんですね！むしろこちらこそすみません！リクエストいただけただけで嬉しいです！返信ありがとうございます。 (2022年3月12日 2時) (レス) id: 42830222d7 (このIDを非表示/違反報告)
夢 - ありがとうございます どんな検査があるのか分からなくて…すみません 今のお話も大好きです (2022年3月12日 0時) (レス) id: de0cd3d60c (このIDを非表示/違反報告)
ナマコ(プロフ) - 夢さん» 何度もすみません😭特に指定がなければ、私が思いつきで書くのでも大丈夫ですよ！ (2022年3月11日 21時) (レス) @page1 id: 42830222d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナマコ | 作成日時：2022年3月1日 22時
