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翔にぃサイド
病院についた雅紀は怒ってるけど、
結構辛そうにしてる。
雅「かえる…智にぃ、かえろ？」
「まーさ、ここおいで？」
雅「やだ…」
「大丈夫、まずはみるだけ、な？」
雅紀は智にぃの服から手を離さず、
俯いたまま、動かなくなった。
「雅紀、何が嫌？」
雅「びょういん！」
そう言うこと言ってるんじゃないけど、
まぁ、十分伝わってきたからいいか。笑
体調を崩して、少しだけ幼くなった雅紀。
雅紀の手を掴んで、椅子に座らせようとすると
手を振り払って、睨んでくる。
なるほど、反抗期は変わらずね。
「まーさ、俺がいや？」
雅「…」
俺が嫌なら、先輩に見てもらおうかなって…
雅「やんない…」
「診察？」
雅「ん。やんないからね。」
「だめ、おいで。」
服を上げて、無理矢理やろうとしたら、
俺の手を払って、嫌がる。
「雅紀、俺が嫌なら先輩に頼むから。」
そう言って立ち上がり、先輩を呼びに行こうとすると、
白衣を掴んで、今度は白衣から手を離さなくなった。
可愛いんだよね。
「ん？俺嫌なんでしょ？」
ちょっとだけ意地悪しちゃう俺。笑
雅「んっ…ばか…いじわる。」
「俺でいいの？」
今度はしっかり頷いた。
「そっか、なら服捲って。」
雅「それ、怖いから脱いで…」
「あ、わるい。そうだったね。」
白衣を脱いで体を向き合わせる。
聴診器を構えると体に力が入った。
怖いんだろうね…
「雅紀、これ痛いことも怖い事もないよ？」
服の下から当てていく…
雅「んっ…んぅ、はや、く…」
「息止めないで、吸って吐いてして？」
雅「んっ…」
雅紀の診察を終えてすぐに耳で
ピピッと体温を測った。
雅「！んっ！」
「ごめんごめん。」
38.9度…
雅紀の体には結構辛いかな。
「ちょっとだけ頑張ろうな。」
雅紀は涙目になって、首を振る。
雅「やんない！やだ！」
「嫌だね、智にぃに手握っててもらおうね」
智「ふふ、雅紀、俺ついてるからね。」
雅紀はそれでもなかなか、首を縦に振らない。
「ごめんな、すぐ終わらせるから。」
雅「だめ！絶対やんないから！」
でも、俺に力で勝てるわけがなくて、
ささっと抑えて、点滴をしようとした時に、
体をバタバタさせて嫌がり始めた。
「あっぶね…。
雅紀、うごかないで…」
雅「やだってば！やりたくない、怖いもん」
先「イヤイヤ言ってるのは雅紀くん？」
雅「だめ！やんない！」
先輩いる時に逃げられた試しがないもんな。笑
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KORO(プロフ) - 面白かったです！ (2023年4月15日 15時) (
レス) id: 965cf434df (このIDを非表示/違反報告)
ナマコ(プロフ) - 夢さん» パート2の方にリクエスト分更新しました！〔頑張れない検査？〕期待に応えられたかは不安ですが読んでいただけたら嬉しいです！笑 (2022年3月12日 2時) (レス) id: 42830222d7 (このIDを非表示/違反報告)
ナマコ(プロフ) - 夢さん» そうだったんですね！むしろこちらこそすみません！リクエストいただけただけで嬉しいです！返信ありがとうございます。 (2022年3月12日 2時) (レス) id: 42830222d7 (このIDを非表示/違反報告)
夢 - ありがとうございます どんな検査があるのか分からなくて…すみません 今のお話も大好きです (2022年3月12日 0時) (レス) id: de0cd3d60c (このIDを非表示/違反報告)
ナマコ(プロフ) - 夢さん» 何度もすみません😭特に指定がなければ、私が思いつきで書くのでも大丈夫ですよ！ (2022年3月11日 21時) (レス) @page1 id: 42830222d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナマコ | 作成日時：2022年3月1日 22時
