4 ページ11
智にぃサイド
痛すぎて、やめたい。
けど、抑えられてるから動けない。
叫んでも、泣いてもやめてくれない。
病院も治療も検査も何もかも嫌いだ！
翔も俺のお願い聞いてくれない。
大人になっても病院嫌いなの？って言われても、
嫌いなものは嫌い。
「…いたいよ、ふぇ…んん、もうおしまい…」
手「痛いね、頑張れてるの偉いね。
次で終わりにするよ？力入れられる？」
「むり！入んない！」
手「うん、そっか、入らないね。
これで終わりにするね。ちょっと痛いよ？」
先生はさらにふくらはぎに深く針を刺した。
「！いぎゃー！いっったい…おしまい！もうや…」
先生は数値を見て、記録してやっと針を抜いてくれた。
手「頑張ったね、おしまいだよ。
抑制も取ろうね。俺とってるから、翔くんは
智くんについててあげてね。」
体が少しずつ自由になっていって、
恐怖から解放される。
「んぅー！痛かった。もうやんないからね。」
翔「痛かったね。頑張ったじゃん。そっかそっか。」
翔はやりたくないって言葉をなかなか聞いてくれない。
〔翔にぃサイド〕
検査の疲れからぐったりした、智にぃを
抱いて車椅子に乗せて、車に乗せて家に帰る。
雅「おかえり。智にぃ、大丈夫？」
こいつ反抗期は？っていうぐらい
智にぃの心配して、べったりくっついてる。
疲れから、熱が出てしまった智にぃ。
雅紀が看病張り切ってる。
雅「冷えピタと、これお水、お粥作ってこよーっと」
「こら、雅紀もそんなにバタバタしないの。
お粥は潤に任せて、雅紀もじっとしててよ。」
雅「…」
俺のこういう言動？過干渉なところが
雅紀の負担になってるなんて知らなかった。
反抗期だな〜くらいにしかおもえない。笑
智「ふふ、雅紀ありがとう。
一緒に横になる？ここおいで」
智にぃが気を遣って、
布団のスペースを空けてくれた。
雅「あひゃ、入る〜。
智にぃあったかいね。」
夜になると熱は高くなったけど、朝になったら、
熱も少しだけ下がってきて、数日経ったら、
完全復活した智にぃ。
智にぃが少しでも辛くならないように、
俺がもっと医者としての実力をつけたいなってね。笑
End
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 142人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
KORO(プロフ) - 面白かったです！ (2023年4月15日 15時) (
レス) id: 965cf434df (このIDを非表示/違反報告)
ナマコ(プロフ) - 夢さん» パート2の方にリクエスト分更新しました！〔頑張れない検査？〕期待に応えられたかは不安ですが読んでいただけたら嬉しいです！笑 (2022年3月12日 2時) (レス) id: 42830222d7 (このIDを非表示/違反報告)
ナマコ(プロフ) - 夢さん» そうだったんですね！むしろこちらこそすみません！リクエストいただけただけで嬉しいです！返信ありがとうございます。 (2022年3月12日 2時) (レス) id: 42830222d7 (このIDを非表示/違反報告)
夢 - ありがとうございます どんな検査があるのか分からなくて…すみません 今のお話も大好きです (2022年3月12日 0時) (レス) id: de0cd3d60c (このIDを非表示/違反報告)
ナマコ(プロフ) - 夢さん» 何度もすみません😭特に指定がなければ、私が思いつきで書くのでも大丈夫ですよ！ (2022年3月11日 21時) (レス) @page1 id: 42830222d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナマコ | 作成日時：2022年3月1日 22時
