5人はずっと一緒3 (ページ49)

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翔にぃサイド

「どうしてそんなに睨むの？
睨んでも体温は測るからね？」

智にぃを睨み返す。笑

智「んん…」

「潤、そのまま反対側から
手握ってて？俺がやっちゃうわ。」

智「しょー！やだー、本当に嫌いなの…」

「わかってるけど、
頑張らないとダメ。
智にぃなら頑張れるよ？」

潤滑剤を直腸温度計につけ、
智にぃのお尻にあてがう。

「さとしにぃ？お尻力抜いて？」

智「やだ！やだ…ばか、やんな！」

「ほら、力抜かないと痛くなるかもよ？笑」

智「んん、やだ…」

「なら抜いて？」

智「んん…」

智にぃが少し
力が抜けたところを
見計らって直腸温度計を
挿していく。

智「んん、やだ、…もちわるい…やだ、んん」

4㎝から5㎝までいれる。

智「待って、やだ、もう入れないで…
…もちわるいもん…しょー！」

「うん？よし、これで少しまってね？」

智「んん、んーん、しょう？とって、きもちわるい」

「頑張れ」って声かけはするけど
智にぃは不快感が強いからか
顔をしかめたりしてて
しばらく経つと涙がポロポロ。笑

「なかないよ？大丈夫だよ」

智「やだー、はやくとれ！」

測定し終わり、
抜く宣言をする。笑

「ぬくよー？」

智「やだ」

あんなに取れって言ってたのに
いざ取る時になったら、気持ち悪い感覚が
嫌になっちゃったみたい。笑

「いやでも抜くよ？笑」

智「やだ…」

「はい、おしまい。がんばりました〜笑」

智「んん、嫌って言ってるのに…
もう寝るからね…」

拗ねて布団に潜った。

体温を確認すると
少しだけ下がってた。

「さとしくん、お熱下がってきたのに
布団に潜ったらまた熱あがっちゃうよ？
出ておいで〜？」

智「んん…」

「さとしくん？お熱上がってきたら
また苦しくなるから、ね？」

智「んー」

少しだけ、
布団から顔を出した。

少しすると眠り始めた。

ご飯食べてほしいから
次起きたら食べさせようかな〜。

じゅんが作ってくれたお粥を
温め直して智にぃの部屋に持ってく。

智「ん？しょ、？」

「智にぃ、お熱下がってきてるね。
ご飯食べて薬のも。」

智「んん、お腹すいた…」

食欲はあるみたいで
パクパクたべて、
半分くらいの量になると
「ごちそうさま」ってした。

薬も飲んでくれて
順調に熱が下がり始めた。