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翔にぃサイド
病院に近づくと
雅紀が恐怖で体をガタガタ震わせはじめた。
「雅紀、家で待てるか？」
雅「ん…」
昔のトラウマで病院を拒絶する。
雅は家で待ってもらうことに。
病院に着く。
「よし、和いくぞ。よいっしょ。」
和を抱っこして
処置室に連れていく。
智「あれ、翔、雅紀は？」
「やっぱり病院怖いらしくて
家で待っててもらってる。」
智「そっか、そっか。
和の治療終わったら、そのまま連れて帰って
翔も上がっていいって。」
智にぃと別れ、すぐに和へ処置を施す。
「和、ぐるぐるするもんな。
ちょっと、点滴だけがんばろうな」
和「んぅー、痛くしないで、ぐるぐるなおして」
「うん、ちょっとちくってするからな。」
和「ん、いた…」
「よし、おわり…」
点滴が終わり、和とお家に帰る。
「ぐるぐるどう？おさまってきた？」
和「うん、もう平気！」
お家について玄関を開ける。
翔和「ただいまー」
雅「あ、おかえり、和大丈夫？」
こ「くぅーん…」
雅紀とこはくが走ってきてくれる。
和「もう平気、雅紀、学校の時ありがとう。」
雅「あひゃ、いいえ。」
「お話しのまえに手洗いうがいして〜」
和「はーい」
雅紀がゲームの準備をし始めた。
和「俺も〜」
すぐ2人でゲームする。
和「やったー」
雅「むぅー、俺も勝ちたい。」
やっぱりね和の方がゲーム上手くて
雅紀が不貞腐れることなんてたくさんある。笑
しばらくゲームしてると
疲れたのか2人がうとうとして、寝た。
タオルケットをかけてあげて
俺は家事をやり始めた。
しばらく時間が経って、和の様子を見にいく。
「和、いったん診察しちゃおうな。」
和「んぅー？いい…ねたい」
「そのまま寝てていいから。
服まくるな？」
和「んぅー！」
「よし、終わり
目の下見せてー」
和「あ、やだっていつも言ってんのに」
「はは、ごめんな？もう終わりだから」
和「むぅ〜」
診察が終わるとまた寝始めた。
タオルケットを掛け直すと
雅紀に手が当たる。
伝わってくる熱。
「え？」
焦っておでこに手を当てると
熱があるのがわかる。
耳式の体温計で体温を計る。
「38.6？」
すぐに雅紀も診察をする。
「ごめんなー？気づかなくて…
雅紀〜、起きれるか？ちょっと体調悪いね」
雅「ん？んん、いい…やだ」
「もしもしさせて？」
雅「やだやだ、痛いことしない」
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作者名：ナマコ | 作成日時：2022年1月26日 21時
