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潤にぃサイド
智「まーさ？翔も雅紀のこと治してあげたくて
言ってるのわかるだろ？意地悪でも何でもなくて
翔は雅紀を守りたいんだよ？雅ならわかってくれるよね？」
雅「ん…」
「ん？」
雅「…めんなさい…」
やっと出た。この言葉が。笑
たった6文字出すのに
こんなに頑固になるとは。
翔「雅紀？俺も雅紀のそういう気持ちを
コントロールしてあげることできなくてごめんな？」
雅「んん…ｹﾞﾎｹﾞﾎ。
にぃ、わるくない、…めんなさい」
一回素直になっちゃえば大丈夫。
持ち前の素直さでどうにかなる。
翔「ちょっと熱も、咳も悪化してるかもね。
あーあ、入院伸びちゃうよ。」
雅「んん、…」
翔「俺も頑張るから、雅紀も頑張ろう？」
雅「んん…」
やっぱり智にぃと翔にぃはすごいな。
翔にぃが近づいてきて
吸引器持ってきてって…笑
だから静かに病室から出て
吸引器持ってくる。
するとなにやらやりあってる2人が。
翔「雅、もしもしさせて」
雅「んん…やりたくない…」
きっと吸引されるってわかってる。
雅「やりたくない…」
翔「ごめんな？ずっと苦しいのは辛いだろうから。」
雅「んん、やだ…」
翔にぃはどんどん準備する。
俺と智にぃで体を抑える。
雅「んーん、抑えられるのは嫌だ…
ぎゅってされたらこわいよ…」
翔「さっき頑張ったから長時間ではないよ。
苦しいのとってあげるからね」
雅「んん、かーず、たすけて…」
翔「ごめんね、少し苦しいよ」
雅「ん、ｹﾞﾎｹﾞﾎ…ん、ｹﾞﾎｹﾞ…んっ、るしい、…」
翔「苦しいもんね」
雅「ん、ｹﾞﾎｹﾞﾎ…んーん、やぁ…ｹﾞﾎ」
「まーさ、頭振らないで。
やだねぇ、ごめんね？頑張れてるよ」
雅「や、やだ、もう、…ｹﾞﾎんん…」
翔「よし、終わり、頑張りました。」
「まさ、終わりだって、ごめんね？」
雅「んん、苦しかった…」
「うん、苦しかったね。がんばれたよ。
えらいね雅紀は。」
雅「うん…」
うんって。笑
雅「ん！」
俺に手を伸ばして抱っこを求める。
「ん？抱っこしよっか。
頑張ったもんね。よいっしょ…」
雅「ん…」
ほおをすりすりしてくる。
やべ、可愛いけど犬にしか見えない。笑
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作者名：ナマコ | 作成日時：2022年1月26日 21時
