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智にぃサイド
「落ち着くのが先な？」
和「ぐるぐるしない。」
翔「本当か？ゆっくり立てる？」
和「ん、んっ、あ…」
翔「無理そうか。雅紀の所行きたいもんな」
和「ん…雅のところ」
和がどうしても行きたいって言うから
翔が和を抱えて、雅紀のいる部屋に行く。
雅「かずがいい、んっ、か、ず…よんで…んっく、んん」
潤「もう少しで来てくれるよ？」
翔「まーさ、もう泣くなおしまい。
和きてくれたよ。」
和「ん、まさがいい」
雅「和どうしたの？」
和「んん、…んでもない…」
「雅紀、和？昨日のことにぃたちに教えて？」
雅「…」
和「…あのね、」
雅「…かず…」
和「昨日、遊んでたのは本当だよ。
でも、ちゃんと門限までに帰ってこようとしたの。
そしたらさ、…おばあちゃん苦しそうにしてて、
助けたの、救急車よんだの。」
雅「助けたんだよ、でも、やっぱり
助けないほうがよかったのかな。
なんで、こうなったのかもう…わかんなくて…
せつめい、んっ、…ようとおもって、のに、
…いてくれない…やしかった…なしかった…」
「ごめんね、心配しすぎて
俺らの選択が間違えちゃったね。
怒ってごめんね。助けられたの偉かったね。
おいで、苦しい思いさせてごめんね。
悲しかったよね。心配だったんだよ。ごめんね。」
雅「んん、にぃ、…めんなさい…。
診察しないで学校行ってごめんなさい…」
和「…なさい…」
潤「俺らがごめんねだよ。
ちゃんと話聞いてあげられなくてごめんね？」
翔「俺もごめん。発作起きたのかなとか
誘拐されたのかなとか事故とか事件に
巻き込まれたのかなって思った…そしたら、
怒りが込み上げてきちゃって、そんな感情任せに
するつもりなかったのに、お前らの方がよっぽど大人。笑」
雅「あひゃ…心配翔だね？笑」
これで仲直りできたかな？笑
俺らも兄だけど、間違えることも、
失敗することもある。
でもさ、みんないるもんね。
何が正しくて何が正しくないかなんて
やってみなきゃわかんない。
でも、5人もいるんだ。
選択肢も増える。
みんなで一緒に正しい道を歩めるといいな。
End
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作者名：ナマコ | 作成日時：2022年1月26日 21時
