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翔にぃサイド
雅紀と和だけにして
一旦離れる。
雅紀と和は
ソファーに座って
泣き続ける。
そんな中雅紀がソファーから立ち上がった。
雅「え…あ…」
ガタッと音が聞こえて
足に力が入らなかったのか
貧血なのかそれはわからない…
和「まさ！」
雅「んん、だいじょぶ…」
「雅紀、ちょっと熱測ろうか。
智にぃ、体温計お願い。」
すぐに体温を測ると
38.9を表していた。
おそらく泣いてるから少しだけ
高くはなってるはず、それでも雅紀には辛いはず。
雅「んん、やだ、離して…や…か、ず…」
和「まさ…」
「ちょっと音聞かせて？」
雅「んん、やだ…かずがいい…」
「ちょっとだけ俺で我慢して」
雅「んん、んっ、…やだ…か、ず…」
和「まさ…ん、俺いるよ…しょ、にぃ、もうおわり…」
「胸の音終わりにしようか。
ちょっと薬頑張ろう？」
雅「や、んっく、や…おねがい…やだ…」
和「にぃ、やめて…まさ…」
「ごめん、智にぃ和を部屋から出してもらえる？
終わったら呼ぶから。」
和「んん、やだ…んで、まさ…」
智「和、終わるまでは部屋出よう？」
引きずられる形で
部屋から出される。
潤「まーさ、ちょっとだから、
頑張ろう？」
雅「やだ…や、和、かずよんで…」
「終わったら和呼ぶからね」
雅「んん、…いま、いま…かず…んっ、かず」
「まーさ、すぐだから、頑張ろう？
ちょっとちくってするだけ…」
雅「んん、やぁだ…しない…」
「じゅん、やっちゃおうか。
そのまま、抑えてて…」
雅「や、やだ…ばか、やだ…んん、離して…ねがい」
「ごめんね」
雅「や、ぎゃーー」
「痛いね、ごめんね、終わりだよ。」
雅「ぎゃー、か、ず…かず、ぎゃーー」
「まさ、終わり。痛いことしてごめんね。」
雅「やだ、かず、かず…んっ」
「今呼んでくるね」
和がいるであろう部屋に行くと
和がしゃがんで智にぃにしがみついてる。
「和？ん？怖くなった？」
和「んん」
智「貧血かな…多分」
智にぃは和の手首を掴んで
脈を測る。
さすが…笑
「そっか、和、ちょっと目の下見せて？」
和「んん、むり…まさのところ行くの」
「うん、雅のところいこうね」
和「いま、いまいく…」
「今はぐるぐる落ち着くのが先」
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作者名：ナマコ | 作成日時：2022年1月26日 21時
