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潤にぃサイド
翔「何かあってからじゃ遅いだろ？
昨日もそうだよ。門限破って、何してんだよ。
お前は病気なの、自覚しろよ。」
雅「っ…」
智「翔？ストップ」
翔にぃがいってることは間違ってない、
何かあったら俺らは心配する。
ただ、言い方って言うもんがある。
後から翔にぃが後悔するのは
俺は見てて辛い。
雅「…めんなさい」
智「雅紀？和？俺らがどんだけ心配したかわかるか？
母さんや父さんみたいに事故にあったのかなとか
誘拐されたのかなとか、もしかして発作で苦しんでる
のかなとか色々考えたくないこと考えたんだぞ。」
和「ん…」
雅「…」
「雅紀もわかるな？」
雅「…んで？なんでこうなるの？…」
ポロポロ泣き出した。
智「ん？なんで泣くの？
悪いことしたのはわかってるだろ？」
雅「なんで…んで…和、おれ、昨日助けなきゃよかった。
他人だもん、どうでもよかったのかな…」
和「そんなことないよ…
そんなこと…わないで…」
なんのこと？
和も雅紀の心に引っ張られるように泣き始めた。
翔「どう言うこと？」
雅「もう、どうでも…いい
もんげんやぶって…めんなさい
…んらくしなくて、ごめん…さい
…ょうきでごめんなさい」
智「なにか、理由があるなら
言ってくれないとわからないよ」
雅紀は首を横に振る。
和「きのう…まさきは…いおうとしてたよ…
なのに、にぃたちがきいてくれなかったんじゃん…」
智「…うん、ごめんな？
俺が気付いてあげられればよかったな。」
雅「んん、いい…もう…」
智「そんなこと言わないで？
俺らに何があったか教えて？」
雅「んーん、いいの…
もう、やだ…」
翔「まさ、かず、ごめんな？
お話しして？」
翔にぃが雅紀と和に抱きつく。
でも、雅紀は手で翔にぃを押し返す。
雅「んん、やだ、いい…おれが弱いから…
俺が…つよかったら…」
翔「まーさ？雅紀は強いよ？」
さらに強く雅紀に抱きつく。
でも、雅紀の抵抗も強くなる。
雅「やだ、はなして、んん、やだ…」
どんどん泣いて、
呼吸も苦しそうになる。
智「翔？一旦離れて…
雅紀、ちょっと落ち着けたら呼んで？」
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作者名：ナマコ | 作成日時：2022年1月26日 21時
