【双子の反抗期？】 ページ23
翔にぃサイド
最近雅紀と和の帰りが遅い。
メールしたり、電話したりで連絡を試みるも
通じない。
別に遊ぶことが悪いわけじゃない、
ただ、まだ2人は12歳だよ？
今10時、さすがに遅すぎる。
何かあったのかもしれない。
智「翔？電話もしたんだよね？」
「したよ、何回も…」
潤「もしかしたら、
何かあったのかもしれない」
そんな心配をしてる中で
玄関がガチャって開く音がした。
その音と同時にキャッキャする声が聞こえた。
その声を聞いたら安心と怒りが沸々と。笑
「おい、おまえら。今何時か知ってるのか？」
雅「10時でしょ」
「なら言うことあるだろ？」
雅「ない…」
和「まさき…」
「門限何時？」
雅「知らない」
「門限何時？」
和「20時…」
「ならわかるよな？」
雅「だって…」
「だってじゃないよ。
その時間過ぎるなら、連絡してって言ってるよね？」
雅「…」
智「雅紀、和、こっちおいで。」
それでも動こうとしない雅紀と和に
怒りが込み上げてくる。
「おい、こっちこい。」
手を掴んで引きずり、リビングに連れてくる。
それでも言うことを聞かない。
雅「やだ、離せ…」
潤「雅紀、和、心配してたのわかるだろ？」
和「…ん…」
「約束守れないなら遊ぶの禁止にするよ。
雅紀も和も体のことあるだろ？」
雅「やだ…
体のことは別にいい…」
「は？よくねーだろ」
雅「もうしつこい。ごめんなさい。
これでいい？行こう、和…」
和「うん…」
投げやりな態度。
智「ちょっと待ちなよ。
それでいいの？」
雅「…」
智にぃの言葉を無視して
2階に上がる。
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作者名：ナマコ | 作成日時：2022年1月26日 21時
