ロッカールーム ページ28
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「牧さんホームラン、ナイスっすーーーー！！！！」
侍ジャパンのチームスタッフの人たちとハイタッチ交わしながらロッカールームに入ると、突然湯浅に肩をバシバシ叩かれ手厚い歓迎を受けた。
「序盤あんま調子良くなかったのにな」
「ちょ、甲斐さんそれあんま言っちゃダメです」
開幕戦に白星がついたことを大喜びしつつも、どこかほっとした空気が流れているのはきっと気のせいじゃない。
事実、試合が中盤に差し掛かるまで、どちらに勝敗が有利に傾くか全く分からなかった。試合前ミーティングで話した試合運びにはならなかったことの方が多かったし、国際試合っていうのもあって不安要素は大きかった。
「勝ててよかったぁ〜」
心の底から出た言葉だった。
「牧さんお疲れ様です」
「お、戸郷もお疲れ！7回のあれ、ホームラン打たれた後によく抑えたなー。すんごい、すんごいね君。」
いつもと変わらない表情で飄々としている戸郷に激励を浴びせながら、椅子の上に立って盛り上がっている輪の中に飛び込んだ。
結局白井コーチに「お前らはよクールダウンせぇ！！」と怒られるまで勝利に酔いしれていた。
「あれ大谷さんは？」
「スマホ持って嬉々とした表情で部屋出てったから奥さんじゃない？」
汗に濡れたユニフォームを脱ぎながら隣にいた源田さんに尋ねるとそう返された。
ここ数日の付き合いだが、大谷さん＝奥さんバカ、という公式はチームに広まりつつある。それが若干引くレベルだということも。
「スキップでもしそうやったよな」
後ろにいた和真さんが特徴的なゆるゆるっとした口調で、大谷さんが出ていったであろうドアに顔を向けた。
俺とロッカーが近い人を中心に、大谷さんがどんな顔で部屋に戻ってくるかを賭けていると部屋のドアが重々しく開いた。
「また連絡無視された……！」
膝から崩れ落ちそうになるスーパースターを見て、俺たちはあまりの予想外のその表情に全員笑い転げたのである。
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はる(プロフ) - 初めまして！1と2、公開して頂きありがとうございます！ずっと読みたかったので一気に読みました。途中で涙止まらず…1と2を読んで3を読むとまた違った視点で読めて凄く楽しいです。話がやっと繋がりました。3の更新もホント嬉しいです！これからも待っています！ (1月30日 2時) (
レス) @page26 id: 7953a5096d (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - 更新、楽しみにしていました。ありがとうございます！ (1月29日 23時) (レス) id: 011b5f1b71 (このIDを非表示/違反報告)
はるきち(プロフ) - もう一度初めから読みたいです…パスワード教えて頂きたいです！ (1月21日 0時) (レス) id: d1652f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
ジ - 初めから読ませていただきたい為、よろしければパスワードを教えていただきたいです。お願いします！ (12月12日 0時) (レス) id: 9c721e875e (このIDを非表示/違反報告)
ねぇい(プロフ) - コメント失礼します。初めから読ませていただきたい為、よろしければパスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いします。 (12月1日 11時) (レス) id: 4c70fa6baa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきら | 作成日時：2023年7月8日 12時
