居残りと阿部先生 ページ42
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「はい、満点」
そう言って小テストを手渡す阿部先生
「ちゃんとやれば出来るのに、なんで毎回居残りになるのかなぁ」
そう言って呆れたように笑う
私、古典得意だよ
けどさ、いい子でいたら阿部先生は私の事、見てくれないでしょ？
なんて考える
｢だって〜やる気出ないんだもぉん｣
そう言ってケラケラと笑うとさらに呆れたように笑う
「も〜、ちゃんとやらないと、後々困るの自分だからね？」
そう言った後、
「あと、放課後残らされてる俺も困ってる」
後付けのように言う阿部先生に、
私のことでもっと困ればいいよ
なんて思う
どうせ叶わないことなんてわかってるから、せめて今だけは私を見てほしい、なんて思うのはわがままなのかぁ
｢私も阿部先生に残らされて困ってまぁす｣
ケラケラ笑う声が2人きりの教室に響く
運動部の声も、
吹奏楽部の音も、
阿部先生の爽やかな匂いも優しい声も、
左薬指で輝く指輪も、
きっと全部忘れない
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隣人(プロフ) - あさん» ありがとうございます！春になったらの設定(？)が出た時に書いたものなので類似してるところは結構あると思います😂 (1月6日 9時) (
レス) id: 7c7156921d (このIDを非表示/違反報告)
あ - 友人スピーチと辰哉の話って、春になったらの予告に似てませんか⁉️予告を見た時に運命を感じてここに戻ってきました‼️ (1月5日 21時) (レス) @page40 id: 35f01d12bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：隣人 | 作成日時：2023年12月22日 23時
