ハッカと辰哉 ページ36
.
「ねぇ〜」
少し顔を歪めた辰哉がいつも通り緩く声をかけてくる
「ん〜?どぉしたの?」
なんて言い切る前に唇に柔らかい感触
あ、キスされてんだ。なんて冷静に考えていると、唇を舐められる
いつも辰哉がやる、口を開けろの合図
大人しく口を開けると噛み付くようなキス
少し辛く、スースーした味に眉をひそめるも、辰哉は気にすることなく舌を絡める
そのまま歯にからんと何かが当たり、口内に押し込まれる
満足したのか離れると、口の中にはハッカの飴が入れられていた
「うっわ、これハッカじゃん…私これきらぁい」
眉をひそめながらそう言うと、ケラケラと楽しそうに笑う
「俺レモン食べたかったのに口に入れたらハッカだったからさぁ」
「あげる」
「俺もハッカ嫌いだし」
なんて愉快そうに笑う辰哉に腹が立って胸ぐらを掴み、もう一度噛み付くようなキスをする
嫌そうに眉をひそめた辰哉を見て満足し、唇を離すと苦虫を噛み潰したよう顔をする
「もぉまじでさぁ」
「キスで飴溶かすつもり?」
なんて片方の口角を上げて妖艶に笑う辰哉に、「さぁね?」なんて曖昧に返す
252人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
隣人(プロフ) - あさん» ありがとうございます!春になったらの設定(?)が出た時に書いたものなので類似してるところは結構あると思います😂 (1月6日 9時) (レス) id: 7c7156921d (このIDを非表示/違反報告)
あ - 友人スピーチと辰哉の話って、春になったらの予告に似てませんか⁉️予告を見た時に運命を感じてここに戻ってきました‼️ (1月5日 21時) (レス) @page40 id: 35f01d12bc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:隣人 | 作成日時:2023年12月22日 23時