煙草と深澤 ページ33
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｢あ、やべ｣
喫煙所で煙を楽しんでいると隣からそうきこえる
｢ん〜？どぉしたの深澤｣
そう言って胸ポケットやズボンのポケットを叩く深澤に声を掛けると、にへらと笑う深澤
｢ライター、忘れちった｣
てへっ、とでも聞こえてきそうな深澤に少しイラッとする
｢火ぃ貸して｣
きゅるんとかわいこぶる深澤に、イラッとしながらも、ん。と煙草を咥えたまま返事をして箱からライターを取り出そうとする
｢さんきゅ｣
そう聞こえたと同時に深澤の少し甘い、バニラの香りが鼻腔をくすぐり、顔が近づく
ほんの2,3秒のことだけど、とても長く感じた
火が深澤の咥えた煙草に移ると離れる
肺に煙を入れ、そのまま吐き出す深澤はやはり絵になる
｢あざぁす｣
へらりと笑う深澤に、小っ恥ずかしい気持ちと、弄ばれたって気持ちで苛立ちが募り強めに肩を叩く
｢いたっ｣
｢もぉ〜｣
なんて言いながら笑い、また煙草に口をつける
顔がいいからって調子に乗りやがって、なんて考えていると名前を呼ばれる
顔を上げると、ふっと紫煙を吹きかけられる
｢は、ちょっ、！なにすんの｣
そう言いたかったけど噎せたせいで言葉にならなくて、目の前でケラケラと、けど何処か色気を含んだ笑い方をする深澤を睨みつけることしか出来なかった
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隣人(プロフ) - あさん» ありがとうございます！春になったらの設定(？)が出た時に書いたものなので類似してるところは結構あると思います😂 (1月6日 9時) (
レス) id: 7c7156921d (このIDを非表示/違反報告)
あ - 友人スピーチと辰哉の話って、春になったらの予告に似てませんか⁉️予告を見た時に運命を感じてここに戻ってきました‼️ (1月5日 21時) (レス) @page40 id: 35f01d12bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：隣人 | 作成日時：2023年12月22日 23時
