コタツと辰哉 ページ26
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「お邪魔しまぁす」
そう言いながら暖かいコタツへと足を突っ込む辰哉
「ねぇ!冷たい空気入ってくるじゃん!」
なんて言う彼女に「いや理不尽」って笑う
「あ〜あったまるわぁ」
だらりと姿勢を崩して足を伸ばすと、トン、と足に暖かい何かが当たる
「つめっ、た!!」
ぴゅっとその何かが引っ込み、彼女が叫ぶ
あ〜Aの足かぁなんて思ってへらりと笑う
「おねぇさん足あったかいっすねぇ」
そう言うと、
「いや!辰哉が冷たいだけだからね!?さっむ!つめた!」
そう言って騒ぐ彼女に悪戯心が湧いてきた
すっと足を差し込み、彼女の足に絡ませる
「んぇ!?ねぇ!!!」
なんて言って必死に逃げようとする彼女の足を自身の足で挟む
「ぬくもりわけてよぉ」
ヘラりと笑いながらそう言うと割と強めに足を蹴られる
「いたっ」
「おねえさぁん、辰哉くん傷つきましたよぉ」
そう言ってふくらはぎをゆるりと撫でる
「責任、とってよ」
こたつから出て逃げようとする彼女を捕まえ、こたつへと逆戻り
「このままシちゃう?」
ゆるりと笑うと、眉をきゅっと顰める
寒さからなのか、これからの事を考えてなのかは分からない
「2人であったまろぉね」
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隣人(プロフ) - あさん» ありがとうございます!春になったらの設定(?)が出た時に書いたものなので類似してるところは結構あると思います😂 (1月6日 9時) (レス) id: 7c7156921d (このIDを非表示/違反報告)
あ - 友人スピーチと辰哉の話って、春になったらの予告に似てませんか⁉️予告を見た時に運命を感じてここに戻ってきました‼️ (1月5日 21時) (レス) @page40 id: 35f01d12bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:隣人 | 作成日時:2023年12月22日 23時