素のアイドル

ネコちゃんとさっくん ページ16

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｢ねー、さっくん｣


「ん〜どぉしたぁ？」


なんて返事してくれるけどずっとツナシャチのじゃれたままのさっくん

さっくんの家に来てからずっとツナシャチを構ってて、私には構ってくれない

わかるよ、かわいいもんねツナもシャチも

でも私も構ってくれてもいいじゃん。なんて内心悪態づく


｢ねー、さっくん｣


さっきと同じようにまた声をかけると


「だからどぉしたのよぉ」


ってケラケラと笑う

胡座をかいたさっくんの太ももに頭を乗せて寝転ぶと「およよ？」と声を上げる


｢…にゃー｣


と小さくつぶやくも、段々と恥ずかしくなって顔を伏せる


｢まって、なし、今のなし忘れて｣


そう言ってさっくんから離れようとするとグッと強い力で腕を引かれ、さっくんの向き合うように足の上に座らされる


「なぁに、A」

「かまって欲しいの？」


とでろでろに甘い声で話すさっくんに、余計羞恥心が湧いてくる


｢や、まってまじで忘れて｣


って言うけど


「うんうん、い〜っぱい構ってあげるね」


なんて言って手を腰に這わせるさっくんに｢あ、やばいやつだこれ｣なんて思う


「Aは今ねこちゃんなんだもんねぇ？」


そう言って腰から少し手を下げ、尾てい骨あたりを撫で始める


「ねこちゃんってねぇ？しっぽの付け根が弱いんだってぇ」

「丁度この辺かなぁ？」


なんて、へらりと笑うさっくんの目は色気を孕み、目が合うだけでゾクリとした


「Aのこと放置しちゃってたもんねぇ」

「今からい〜っぱい、可愛がってあげるからね？」


そう言って全身にキスを落とされ、｢もういいから、｣と言っても止まることなく可愛がられ続ける

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